はかなくない?カゲロウ
カゲロウといえば、はかない命の代名詞的存在である。
お散歩コースの木の枝を、棒でペシペシ叩きながら歩いていると、へろへろと頼りなげに落ちてきた虫がいた。
ミドリヒメカゲロウNotiobiella subolivacea
6mmほどのちっちゃな虫だ。
カゲロウといっても水生昆虫のカゲロウと違い、アミメカゲロウ目という、全然違う仲間の虫である。
ミドリヒメカゲロウは成虫で冬越しするので、親の寿命は長いのである。見た目は頼りないが、なかなかたくましい虫なのです。
ミドリヒメカゲロウを含むNotiobiella属は、九州大学の日本産昆虫目録データベースで調べると、3種類いることになっているが、本種以外の分布は南西諸島のみなので、ミドリヒメカゲロウとしました。