旧「いもむしうんちは雨の音」置き場

ブロガリサービス終了にともない、「いもむしうんちは雨の音」をこちらに保存しました。

写真で見る昆虫用語2・・・蛾の幼虫

全体、シラオビキリガ 頭部、ヨトウガ 頭部、アメリカシロヒトリ 腹脚いろいろ、ヨトウガ 大型蛾類ではおおむねこんな感じ。 例外はヒトリガ科、アメリカシロヒトリ 小蛾類の腹脚、ツゲノメイガ ヤマモモキバガ 小さい幼虫を見つけた時は、腹脚を見ると大蛾…

写真で見る昆虫用語1・・・蛾の翅

ヤガ科の翅脈、各部名称 ヤガ科の翅の模様、各部名称 カブラヤガです。

ブログ引っ越します。

zaqのブログサービスが来年の1月で終了するということで、 このブログも20万アクセス突破して切りがいいし、 GoogleのBloggerに引っ越してみることにしました。 いもむしうんちは雨の音 新URL↓ https://imomushiunti.blogspot.com しばらく迷走するかもし…

真夏の厚着、ハチ擬態。。

日曜日のお散歩ちう、一休みしていると、もふもふの毛皮に包まれた蛾が飛んできて、目の前のヤブカラシでホバリングしながら吸蜜を始めた。 オオモモブトスカシバ Melittia sangaica 特に後脚のもふ度が高い。 全体として丸っこく見える。 マルハナバチ辺り…

神戸のタイワンオドリハマキモドキ

お散歩コースに生えた腰くらいの高さのイヌビワ。 先日(7/10)、薄皮残した食痕があったので 裏返してみるとチッコイいもむしが隠れていた。 葉の裏に薄く糸を張り、表皮を残して裏側だけを器用に食べている。 主脈の脇に1カ所穴が空いている(矢印)。 あとで…

ツノトンボ

お散歩コースのほんの少し開けたところにいた虫。 飛んでいるときはアキアカネかなんかかな?と思ったら違った。 ツノトンボ Hybris subjacens 草原には普通のむし。 ただ、六甲山と海に挟まれた狭い平地に住宅がひしめいている神戸市では草原性の昆虫は比較…

配色はチャドクガちっく

日曜日に見掛けた蛾。 ウチムラサキヒメエダシャク Ninodes splendens 暑くって写真に身が入らない。。。 持ち帰って撮り直し。 配色はチャドクガみたいだけど、ドクガ科みたいに翅を屋根型にしないで 平面に広げるので間違えたりはしない。 黒っぽい部分に…

ピストルミノガの1種の成虫

先日の記事「葉上のピストル」のつづき。 成虫が羽化したので貼っておきます。 ピストルミノガの1種 Coleophora sp. 地味と見るか、渋いと見るか? 同定はその筋の専門家でないと無理そうなので放置。。。 ではまた

よく判らないヒメハマキ

梅雨の晴れ間の日曜日、というわけにはいかず、 梅雨らしい天気の日曜日。 家でジッとしていれる性分ではないのでお散歩に出る。 ササキリの赤ちゃんでも見れたらイイや、と思ったがハズレ。 地味なヒメハマキがいたので確保。 前翅前縁にギザギザ模様がある…

ヒメコバチ科Eulophidae の1種 Apleurotropis sp.

6月上旬、ササの葉の葉潜り。 ウスイロカザリバ Cosmopterix victor の葉潜りの中身が黒っぽくなっていた。 蛹化しているようなので持ち帰り。 薄皮を注意深く剥がして中を見ると、、、 やっぱり蛹化していた。左側に終齢幼虫の脱皮殻がある。 ところが、1…

この時期よくいるヒロズコガ

梅雨時になるとお散歩コースの稜線沿いの木で見かける小蛾。 ヒロズコガ科の1種 Tineidae gen. sp. だと思う。 いつも梅雨時の曇った天気なのでロクな写真がない。 フラッシュ焚いてみた 樹皮が濡れているのでコントラストがつきすぎて私の腕ではキレイに撮れ…

キアシハラナガハナアブ

ちょっとバタバタしてるので今週は採った虫貼るだけ。 5月8日にお散歩コースで見かけた、シュッとしたハナアブ。 キアシハラナガハナアブ Brachypalpoides simplex ♂だったので腹端部は引き出してある。 ハナアブの世界 というサイトの絵合わせではそうな…

葉上のピストル

日曜日、コナラの葉上に不思議な蓑が立っていた。 ピストルミノガの1種 Coleophora sp. 拡大 上から いわゆるミノムシの仲間のミノガ科とは別のツツミノガ科に属する。 ツツミノガ科 Coleophoridae の日本産の種は Coleophora 属の 60種余りが知られている…

日本最小のスカシバ

正確に言うと日本最小クラスのスカシバ。 スカシバガ科はすべて昼行性でどの種も何らかのハチに擬態している。 スズメガ科のオオスカシバとは、また別の分類群。 日曜日に見掛けたスカシバ。 ヒメコスカシバ Synanthedon tenuis ムナブトヒメスカシバと本種…

神戸で琉球・・・リュウキュウフトスジエダシャク

ツイッター見てたら過去記事の不明ハバチとそっくりなのが 名前付きで貼られてた。 明後日の外来生物の観察会の資料作り。こんなのも登場する予定。Nematus tibialis.ハリエンジュにつく北米原産のハバチ。 ハリエンジュハバチという外来種らしい。 過去記事…

プライヤアオシャチホコでした

前記事の幼虫ですが、コメントでYAMKEN氏より指摘のあった通りセダカシャチホコではなかった。 こんな模様の幼虫に変身。 プライヤアオシャチホコ Syntypistis pryeri 古い図鑑では Quadricalcarifera 属になっているが、今は Syntypistis 属。 プライ…

飼育途中のいもむし

これといったネタがないので、飼育中のいもむしを貼る。 4月16日にウバメガシの葉裏に卵を見つけた。 直径は1mm以上ある蛾にしては大型の卵。 卵殻は薄く、毛が透けて見える。 孵化寸前である。 翌日、 孵化した。 卵殻は付着部以外はほぼ完食。 翌日見る…

ナゾ繭

BABAさんとこのブログを見て、 そういや似たのを見たなぁ、と画像フォルダを発掘。 あった。 泥か糞を固めたような繭は3mmほど。 今年の3月にビワの葉裏にくっついていたもの。 こちらのも既に羽化済み。 蛾の繭のようにも見えるが、触角や翅、脚のパーツがバラ…

ゴミくずみたいな越冬巣・・・・・・マルギンバネスガ

お散歩行ってなくってネタも無いしドウシヨウ、と思っていたら 飼育中の蛾が羽化してきた。 以下経緯 今年の2月下旬、虫喰い痕のあるウバメガシの葉っぱ。 昨年の古い食痕か、とスルーしかけて部分的に食痕が新しいのを確認。 裏返すと、 葉脈から枝にかけ…

あの蛾に名前がついた!

以前紹介したシダを食べる名無しの蛾(記事はこちら->「目立つ待避所」)、 ついに記載された。 シロシダマイコガ Pachyrhabda aedificatrix 書かれているのは「The Insects of Japan 日本の昆虫」 シリーズの第7巻「ニセマイコガ科」 労作である。 日本の昆虫…

モンムラサキクチバの♂交尾器

ツイッターにも貼ったけど、この間の散歩で見かけた蛾。 モンムラサキクチバ Ercheia umbrosa 図鑑を見ると斑紋変異が結構ある種類みたい。 年2回、5・6月と7-9月に成虫が見られるそうだから 3月に見られるのはちょっと早い。 蛹越冬するそうだから、フライ…

ミナミハネオレホソバエ

日曜日、林の中のお地蔵さんに見慣れないハエが歩いていた。 取りあえず写真を2・3枚撮って確保。 が、歩いているのを日陰の自然光で撮ったので全部ピンぼけ。。。 ということで標本写真。 ミナミハネオレホソバエ Strongylophthalmyia crinita 顔。 触角…

ハエがわちゃわちゃ

啓蟄の翌日(日曜日)に見たハエ。 ツヤホソバエ科の1種 Sepsidae gen. sp. ♂ ルリアリみたいな地味な藍色光沢がある。 ツヤホソバエ科の♂の前脚腿節下面(矢印部)にはコブや剛毛が生えており、種類によって特徴がある。 メチャクチャよく見る種類なのだが、調べ…

啓蟄のハバチ

今年の啓蟄はたまたま休みで、なおかつ晴天の神戸であった。 といっても放置二次林の我がお散歩コースではスゴい虫が出てくる訳ではない。 先週の晴れた日曜日にはもうハバチの♂が1個体だけ飛んでいた。 で6日後の啓蟄にはもう♀がいた。 ムラサキケマンの葉…

虫のしわざ

昆虫写真家の新開孝さんの書かれた「虫のしわざ観察ガイド」が人気のようである(ツイッター調べ)。 そのうち買わねば。 日曜日に見かけた虫のしわざ。 アラカシの葉っぱに残された謎のキリトリ線。 糸で出来たシートが付着しているところから、何かの蛾の繭だ…

カッコイイうじむし

ハエのウジと言えばツルンとした白い紡錘形の幼虫が思い浮かぶと思う。 そんな中、わちゃわちゃと装飾を施したウジもいますよ、と言う話。 2週前に持ち帰った腐葉土にいたヤツ。 ヒメイエバエ科 Fanniidae の1種 羽状の突起がズラリと並んでいる。 うにうに…

イチゴっぽい?・・・ヨロイヒメグモ

三寒四温が極端な今日この頃。 2週前に持ち帰った腐葉土にいたヤツ。 ヨロイヒメグモ Comaroma maculosa の♀ グラフ用紙の上でもう一枚 ヨロイヒメグモ Comaroma maculosa の♀ 体長は約1.3mm。 昔はヒメグモ科Theridiidae に入れられていたが、 「日本産クモ…

ベニボタル科の幼虫

日曜日に篩ってきた腐葉土にいた幼虫。 保育社の甲虫図鑑のⅠ巻をパラパラめくってベニボタル科の幼虫に行き着いた。 日本産ベニボタル科は19属あるが、Ⅰ巻にある幼虫の図はハナボタル属 Plateros,クロベニボタル属 Cautires,カクムネベニボタル属 Lyonia …

キアシマメヒラタアブとか

今シーズンいまだフユシャク亜科の蛾を見れていない。。。 昼間の散歩しかしない、とかを差し引いても見なさすぎ。 数年前のマイマイガ大発生期に餌資源競争に負けて弱体化したところに 暖冬傾向が続いたのがトドメになったとか? またそのうち復活するだろうけど…

冬芽に潜むいもむし。

冬空に鮮やかな赤いネジキの枝と芽。 その冬芽の付け根に細かい粒が固まっていることがある。 何年か前、一度分解してみたら 小さな4㎜程のいもむしが潜んでいるのを確認した。 その時は飼育しようもなく死んでしまった。 で、果報は寝て待て、と言うことで…