旧「いもむしうんちは雨の音」置き場

ブロガリサービス終了にともない、「いもむしうんちは雨の音」をこちらに保存しました。

2010-01-01から1年間の記事一覧

冬の赤いダニ・・・・・・ナミケダニ

初冬や春先、日当たりの良い地面を良く歩いているダニ。 ナミケダニ属の一種Trombidium sp. ビロウド様の質感のあるダニで、体長は3mmとダニにしては巨大なサイズ。 赤い色で、いかにも血を吸いそうだが、吸血性はない。 ナミケダニ属の中で、全国的に普通…

シソの虫こぶ・・・・・・コクロヒメハマキ

本格的に寒くなってきました。 散歩に出ても、活動しているのはハエ・アブのたぐいばかり。 時折、歩く先々でクロスジフユエダシャクが、チラチラと飛んでいく。 山の畑ではシソが立ち枯れて、風が吹くとシャラシャラ鳴っている。 畑は私のものでは無く、 麓…

幼虫のバリエーション・・・・・ツマジロエダシャク

この間クスノキの枝にピットリとくっついていたシャクトリムシ。 2010.10.30 見かけない模様だなぁ?、と言うことで、 我が家に招待してみた。(拉致とも言う。) 間もなく蛹化したものの、たぶん羽化は来年のお楽しみ、 と思っていたら、 今週になって羽化し…

鳴くらしい・・・・スカシチャタテ

師走である。 ホカイドやらカントーではフユシャク発生の記事がちらほら聴かれるが、こちら神戸南部ではサッパリである。 ****************************さてさて しばらく前の(かなり以前?)台風の時、直撃はなかったものの、 枝がポキポキと折れて落ちて…

貧相なバナナ

祭日があって、平日が減ると、あれですな、 リア充ならぬ、リア忙ですな。 と言うことで、簡単更新。<(_'_)> お散歩コースの山の中に、 なぜか植わっているバナナ。 秋遅くに、食えるかどうか?イヤ喰えん。 と言う実をつける。 どだい、神戸程度では無理で…

ぶんぶんぶん、蜂が飛ぶ~~

土曜日のお散歩コース。 メインルートからはずれた裏道を歩いていると、 遠くの斜面から、「ぶん、ぶぃ~ん、ぶぉん」とか聞こえてきた。 今まで全然気が付かなかったが、 オオスズメバチVespa mandariniaの巣があったようだ。 かなり以前に、根返りして倒れ…

クロモンシタバの交尾器

先週土曜日の八幡さん。 壁の上の方に見慣れない蛾がとまっていた。 むむ!欲しい。 棒で突っつくと、近くのカエデにフラフラと落ちてきた。 近影。 クロモンシタバ Ophiusa tirhaca 図鑑に載っている色あせた標本とは違う、渋い色合いである。 隠れて見えな…

「ミズ」アブとはいうけれど

今週も簡単更新。 葉っぱの上で、ひなたぼっこ中のムシ。 ルリミズアブ Sargus niphonensis 光の当たり具合で、瑠璃色の光沢があったりして、 腹部には緑色の光沢も混ざったりしてナカナカきれい。 ミズアブの仲間の幼虫は水棲のものがいるが、 ほとんどの種…

長いのは口?顔?

こないだの休みにアザミの1種にとまっていた虫。 ヒメガガンボの仲間。 ピョンコ、ピョンコと、屈伸運動しながら 蜜を吸っていた。 アザミの個々の花は、細長く、 蜜腺が奥の方にあるので、 蛾や蝶・ハナバチのように 口吻が細長いムシでないと、 蜜が吸え…

ニコンP7000のシロウト写真

最近のデジカメは暗い場所でもキレイに撮れるようになった、 と前回書いたが、どの程度キレイなのか? ネタも無いことだし、林の中でプランとぶら下がっていたアサギマダラがいたので、ISO設定を変えて何枚か撮ってみた。 ただし、カメラ音痴のオジサンが…

デジカメ替えてみた。

猛暑も去って、秋が来た。 特に寒いわけでもなく、過ごしよい日が続いている。 珍しく3連休になったものの、良い天気なのは最終日のみ。 アサギマダラがふわふわと飛んでいた。 十匹以上見掛けたが、マーキングしている個体はいなかった。 連休前にデジカメ…

ドングリを食べる小さな蛾

幼虫がドングリに潜り込んで、中身を食べる蛾がいる。 以前に、ヘリオビヒメハマキを紹介しましたが、 他にも何種類かドングリを食べる蛾がいる。 ここいらでは9月頃から現れ、この間の日曜日には、 雑木林を歩くと、足下から、ちらちら飛び出していた蛾。 …

クダマキモドキ類、サトとかヤマとか

暑さ寒さも彼岸まで、と言うが、ウソのように涼しくなった。 日曜日のお散歩コースでもヒガンバナが咲きだし、秋を感じるようになった。 秋と言えば、直翅系の鳴く虫のシーズンである。 林の中から、プツッ、プツッ、とクダマキモドキ類の鳴き声が聴こえてく…

秋のハチたちは忙しそう

連休明けの今日はヤタラと蒸し暑かったが、 休みの間はお散歩コースも木陰に入れば 大変気持ちのよいものだった。 で、お散歩コース。 篠竹を手に、遠くの枝を引き寄せてジッと見る。 しゃがんで何も無さげな地面をジッと見る。 などと不審度爆発の状態で散…

小さい蛾

今週はおざなり更新です。 最近お散歩に出ても、ケータイのカメラで写真を撮って、メールでツイッターに投稿するなどといったことをしているので、ブログ用のネタが無いことに気がついた。なう。 なんか貼っておこう。。。。。 過去に作った小蛾の展翅標本 スジウ…

トビイロトラガの幼虫

暑い日が続いている。 来週から秋らしくなるそうだが、ホントだろうか? お散歩コースでも植物に元気がない。 イモケムも少なくなる時期だが、それでも出かけると何かしら見つかるもので。 コナラの幹に絡んだツタのつる。 その先まで葉を食い尽くして、ボー…

フサヤガとコフサヤガの微妙な違い(幼虫編)

この間の日曜日は休日出勤だったので、 お散歩コースに行けてません。 なので今週は、パソコンの中の画像から。 飼育しているアカヒゲドクガの餌として与えている庭のクヌギの葉っぱに、コフサヤガの幼虫がよくくっついてくる。 コフサヤガ Eutelia adulatri…

粘菌食いの虫・・・・・・・クリイロヒメキノコムシ

ばたばたしてまする。 アクセクアクセクアクセク・・・・・・キーーーー!!! はじっこ虫を貼って今週はおしまい。 クリイロヒメキノコムシSphinus castaneipennis と思う。 オオバヤシャブシの枯れた部分に生えていた粘菌(ホコリカビ)の子実体。 下の方に写っているのは、 ツヤケシ…

目玉おやじ的卵・・・・・・アカヒゲドクガ

今年はテレビで「ゲゲゲの女房」をやっているからか、 お散歩コースで、目玉おやじの集団を見つけた。 ヤママユの卵と同じくらいかやや小さいくらい。 昆虫の卵としては巨大な方。 タイトルに書いたとおり、 アカヒゲドクガCalliteara lunulata の卵である。…

半分名無しのちいこい蛾

真夏になると、時々見かける、ちいこい蛾。 図鑑にも載っていないし、ネット上を検索しても判らない。 半ば放置していたのだが、 今年、状態のよいのが採集できたので、 twitter上に展翅したものを貼って、誰にと言うこともなくつぶやいてみた。 即座に小蛾…

斑入りのササ

六甲山系にはササが多い。 そのササの葉っぱに、白い斑が入っているのを見つけた。 1×10mm程の白い斑が繊維に沿って散らばっている。 裏返してよく見ると、白い膜を張ったように見える。 拡大すると、 たくさんの糸を幾重にも張り巡らしてできた膜であるこ…

ゴマケンモンの幼虫。。。だったのか

先日、不明幼虫としてブログに貼った、2種の毛虫であるが、片っぽが判明した。 コブガ科かなぁ?とか、適当なこと言っていたが、じぇんじぇん違っていた。 クヌギの葉っぱを食べながら、 こうなって、 こうなって、 こうなった。 終齢幼虫 ここまで特徴が出…

居るのは判っていた蛾

暑い日が続きますな。 梅雨明けした途端、雨が1滴も降りません。 ブログの更新、忘れそうになりますわ。 この日曜日も、暑い中、お散歩コースへ、、、、 朝のうちはシャンシャン鳴いていたクマゼミも鳴き止む昼下がり。 なんかいないか?と樹のこずえを見上げな…

7月のいもむし、毛虫など

日曜日ごとと言うよりも、ほぼ毎日天気が悪いですな。 まぁそれでも、休みであれば、散歩に出るんですけどね。 で、7月11日のお散歩コースで見た虫など。 ヌルデの葉裏にあった繭。 中身はもう無い。羽化した後である。 う~ん、毎週通る道の脇なのに 見…

いもむしの歯ぎしり

7月に入って、いよいよ葉っぱも硬くなり、イモケムのベストシーズンは終わりを迎えたように思う。 まぁそれでも、お散歩コースにでれば、なにかは見つかるもので、 この日曜日に連れ帰ったイモケム達。 オオミズアオの中齢幼虫。 現地で写真は撮らず。 こう…

お世話になったり、よく行くサイト

わかりにくいので、追加・更新分は上に書き加えていくことにしました。 2010.7.3追加 生きもの雑想記 埼玉から発信されている、生き物ブログ この間リンクに加えていただきました。 2009.2.17追加 ひむか昆虫記 昆虫写真家 新開孝氏が宮崎に引っ越して リニ…

完璧過ぎて、かえって目立つ。

あややや、もう7月かえ? 1年の半分が過ぎてしもうた。 でも、当ブログはまだ、6月の話題です。 6月6日にマルバアオダモで見つけた幼虫。 もう、終齢幼虫ぽい。 とりあえず、虫には見えなかった。 でも、もともとの枝にも見えない。 枝にしか見えないけ…

簡単な繭。。。繭?・・・・ウスキヒメアオシャク

もう終末、じゃなかった、週末は近い。 ブログの週一更新しなくては。 今週もカンタンです。 日曜日にウバメガシの葉っぱで見つけた蛹。 形を見るとシャクガ科のようだ。 蛾というのは、おカイコさんに代表されるように、 緻密な厚い繭を作るように思うが、 …

ウスバキエダシャクの幼虫

日曜日は休日出勤で、お山に行けなかったので、 今年飼育していたものから、ネット上に見当たらないものを紹介。 成虫は超普通種として有名なウスバキエダシャク。 早春から春にかけて、よく見掛ける蛾である。 よく似た仲間が多く、普通種のくせに、同定に…

笑い顔?

この間見た、マエジロオオヨコバイ Kolla atramentaria の顔 笑っているように見えるのは気のせいか? ちょっとノーミソが壊れかけているのかもしれない。 これは黒斑の発達したもの。 黒斑の発達が低いものを逆に見ると、パンダ顔になる。 以前に紹介した。…