旧「いもむしうんちは雨の音」置き場

ブロガリサービス終了にともない、「いもむしうんちは雨の音」をこちらに保存しました。

2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

雨にもマケズ風にもマケズ・・・

六甲山系に多いネザサの葉っぱには、ラッパ形の小さな傷をよく見かけます。 これ、小さな蛾の幼虫が潜ってます。名前は ウスイロカザリバCosmopterix victor。 中には3mmほどの幼虫が薄皮1枚残して上手に食べ進んでいます。このまま六甲おろしの中を冬越し…

ハートマーク

休みの日は、いつものお散歩コース 日だまりに小さなハートマークが見えた。 エサキモンキツノカメムシSastragala esakiiだ。 カメムシの仲間は成虫で冬越しするものが多く、この子も冬越しする場所を探している途中だろう。 真冬に枯れ木の皮をめくると、迷…

もふもふ・・・あったかそう

晩秋から初冬にかけて毎年見かけるのが、 ミノウスバPryeria sinica 翅には鱗粉が少なく寒そうであるが、 体は高級毛皮コートを羽織っているかのようである。 寒くなる頃現れて卵を産んで死んでしまうのだが、 卵には丁寧に体毛をかぶせてある。 卵はこんな。

あわれな♂

かじかんでじっとしている虫がいた。 クロスズメバチVespula flaviceps lewisiiの♂だった。 スズメバチの仲間だが、ミツバチと同じくらいの小さなハチである。 ♂は女王蜂候補と交尾して年内に死んでしまう。 交尾できれば運がいい方で、ほとんどが交尾もでき…

すがたかたちが変わりません。

いつものお散歩コースで、しゃがみ込んでコウヤボウキの花の写真を撮っていると、 かたわらに何か動く影。。。 イシノミの1種 Machilidae G.sp.も、お散歩中だ。 昆虫は幼虫・蛹・成虫など、変態をしながら成長するが、イシノミは生まれたときから親のミニチュ…

かくれんぼ

苔むした石に、何か気になるシルエット。。。 近づいてみると、それは ケンモンミドリキリガDaseochaeta viridisだった。 見事に背景にとけ込んでいるが、拡大するときれいな緑色だ。 キリガと名の付く仲間は、晩秋や早春の寒い時期に現れる変わり者だ。変わり…

洗濯物の迷惑ムシ

今の時期、あちこち飛び回ってウッカリ握るとくさいにおいをまき散らす、 マルカメムシ Megacopta punctatissima よくベランダの洗濯物に付いて、世の奥様方を困らせているやつである。 でも、チッコイ体で一冬過ごす場所を一生懸命探している途中なのであり…

巨人とこびと

蛾とひとくちに言っても、大きさはさまざまである。 写真のエレガントなハンサム君は ヒメヤママユSaturnia jonasii と言って今の時期に現れる大きな蛾だ。 左下のカワイイのは、 コハモグリガの1種Phyllocnistis sp.で、幼虫が葉っぱに潜る、いわゆる「字書…

はかない虫の顔

コカゲロウの顔のアップを貼りました。 興味ある方はご覧ください。

なが~~~~い ストロー その2

エノキの幹に泥がべったり張り付いている。(写真左) 少しめくると、中にはトビイロケアリに守られた ヤノクチナガオオアブラムシ Stomaphis yanonis がいた。 体長は3mmほど。なのに倍以上の口がついている。(矢印部) スズメガのストローが長いのは、筒の長…

はかない虫・゚・(つД`)・゚・

はかない虫の代表格が、これになるのかな? コカゲロウ科の一種Baetidae G.sp. カゲロウの仲間は、幼虫から成虫になるとき、「亜成虫」と言う段階を踏む。 幼虫が脱皮してまず空中に飛び出すのだが、そのときはまだ亜成虫で翅がややくすんでいる。で、 適当な…