旧「いもむしうんちは雨の音」置き場

ブロガリサービス終了にともない、「いもむしうんちは雨の音」をこちらに保存しました。

2010-01-01から1年間の記事一覧

クモとその獲物

忙しくって、週一更新もままならない。 有難いんだかなんだか。 今週は簡単に済ませます。 大きめのクモが、お食事中。 イオウイロハシリグモ Dolomedes sulfureusだと思う。(近縁種がいるので、) 食べられているカワイソウなのは、 翅脈と触角、脚の色、…

越冬シャクトリムシは鶏冠(とさか)付き・・・オオバナミガタエダシャク

この日曜日は、所用でお散歩コースに行かなかったので、 飼育いもむし達から、ひとつご紹介。 お散歩コースのクリの木から、連れ帰ってきたシャクトリムシ。 見つけたのが4月4日。体長20mm強。 オオバナミガタエダシャク Hypomecis lunifera の幼虫だ。 …

樹幹に住むいもむし・・・・・・・・スジボソヤマメイガ

この間の日曜日、モチノキ系の木の幹にチイサナ蛾が止まっていた。 スジボソヤマメイガEudonia microdontalis これの幼虫は、ちょっと変わった所に住んでいる。 昨年の3月の雨の日、苔むしたサクラの幹にいたいもむし。 普段は樹皮の隙間に隠れているようだ…

ふた爪じゃなく、二つ目

ありゃりゃ、もう週末だ。 記事書かなくちゃ。 天気がおかしいと言いつつも、ちゃんと暑くなってきましたね。 さて、お散歩コースの沢筋。と言っても八割方涸れ沢なのだが、一応、水棲昆虫がいくつか生息している。 この日曜日は、こんなカワゲラを見つけた…

鳥糞型いもむしのチャンピオン

鳥の糞に擬態している幼虫はたくさんいる。 有名どころではアゲハチョウ科の若齢幼虫があるが、 蛾の仲間にもたくさんいる。 その中でも見たいなぁと思っていたのがいる。 今、飼育中でやっと繭を紡ぎはじめた。 画像はその数日前。 スカシカギバMacrauzata …

幼虫探索の逆アプローチ

いつもは、親になると何になるのかが楽しみで、 いもむしを飼育したりしているのだが、 (いわば宝探し気分である。)別の方法もある。 先に親を採って来て、卵を産ませて飼育するやり方だ。 答が解っているので確実なやり方だか、 少々面白味に欠けるのが難点…

ツツハナバチの便乗ダニ

ゴールデンウィークの初日は、パソコンのセットアップと死にかけのパソコンからのデータのサルベージで、1日潰れてしまった。 なので、日曜日の虫から。 ムラサキハナナやムラサキケマンの花に留まっていたハチ。 なんだか元気がないので、手をそおぉっと近…

ウレシさ半分、間抜けな出会い

神戸の日曜日は、久しぶりに春らしいお天気であった。 コナラも開花し、黄緑色が美しい。 口をぽかんと開けて、上を向いていたら、 ハイカーの方から「調査ですか?」と聞かれた。。。。。。。。。 ウエストバック1個の調査屋ナンテいません。 第一今日は日曜日であ…

本を買ってみた・・・・・・・イモムシハンドブック

え~、タイトルに「いもむし」を冠するブロガーのワタクシとしては、この本は紹介せずばなるまい。 と言うことで、勝手にPRのコーナーである。 2・3日前に発売されたばかりの本である。 私は昨日買って読んでみた。 「イモムシハンドブック」 著者は私のお…

蛾が羽化したよ。・・・・ウスアオエダシャク

神戸は春本番となってきた。 お散歩コースでも、ポチポチいもむしを見かけるようになってきた。 伸び始めたばかりの新芽をガツガツ貪り食うヤツもいれば、 「いえ、ワタクシはこちらで充分でございます。」と、 新芽には見向きもせずに、古い葉っぱをモソモ…

360度観察可能な、標本観察台

もう4月である。 明日は休みなので、ネタを撮りに行こうと思うが、 それまでの場つなぎで、室内ネタなど。 昆虫標本を実体顕微鏡の下で観察するときに、 いろいろな角度から、観察したいときに使う道具。 何かで聞きかじった記憶のあるものを、自作してみた…

幼虫越冬組、活動開始

月曜の今日は、花冷えと言うには度を越した寒さである。 昨日の日曜日は、まだましであった。 その日曜日のお散歩コース。 ヒサカキの花を見上げながら歩いていると、ふと目に留まった葉っぱ。 規則的なキズ。 ナンジャロ? と引き寄せて見たが、よく判らな…

我輩は樹皮である

蛾と言うのは、大部分が夜行性で、 昼間は隠れてジッとしている。 で、視覚で獲物を探す外敵に見つからないように、 目立たない模様をしているものが多くなる。 廻りの模様に似せて隠れることを、 「隠蔽擬態(いんぺいぎたい)」と言うが、有名処では、 その…

すこしづつ春

振替休日の月曜日。 久し振りの晴天である。 既出のムシが続く。 ほわほわのビロードツリアブ 若干名、悔しがる人がいそうなので、 こちらも貼ってみるテスト。 もふもふのイボタガ イボタガは今年は見られないかと思ったが、 見ることができて、よかったよ…

つぶやいてみた。

巷では、Twitter(ツイッター)と言うのが流行っているそうである。 なんでも、日常のチイサナ出来事を書き込んでいくだけの、ネット上の無料サービスらしい。 この短い書き込みを、tweet(ツイート:つぶやき) と呼ぶそうな。 要するに、大声で独り言を言う…

逆さまの世界

雨降り土曜日。。。。。 新芽の伸びだしたネジキ。 枝先の新芽が折れたのか、 樹液が、垂れていた。 水滴の中は、、、、、、、、、、、

真冬のセミルーパー

毎年、啓蟄の頃はいつも寒いような気がするが、今年もやっぱり寒いようである。 八幡さんにある、一番陽当たりの良いところにあるソメイヨシノ。 かなり膨らんではいるが、咲くのはしばらく先になりそうだ。 雨に濡れて元気のないクサイチゴ・・・・ お散歩コー…

山にも家にも春が来た?

2月最後の日曜日。 先週は春のような陽気が続いたので、 お散歩コースはどんなもんかいのう?と行ってきた。 陽当たりの良い尾根筋にあるコバノミツバツツジは、株によっては満開状態。 だが、天気は下り坂なので、虫達はいなかった。 ネジキの赤い枝の先か…

めざめ。

皆様コンニチワ。 また、ダニでも貼ろうと思ったが、飼育中の蛾が羽化したので、そちらを。 フィルムケースの中で、夏、秋、冬の間、何の音沙汰もなかったのが、 今日、やっと羽化した。 ホソバキリガ Anorthoa angustipennis フィルムケースの内径が28mmな…

1.2mmのお殿様

相変わらず寒いです。 お散歩コースのアラカシの新芽には、キリガ類の卵が見られるようになった。 色が黄色いのは、産み付けられて2日と経っていない卵のはず。 色の濃い卵とたぶん同種の卵だと思う。 昨年も見つけて、お持ち帰りしたのだが、展葉前に孵化…

ツバキのつぼみの侵入者

え~~さて、前回ダニ月間にします。 と書きましたが、 お散歩コースに変化があったので、その話題をば。 以前紹介したスギタニモンキリガの卵。 日曜日に見た時は変化がなかったのだが、 ここ2・3日暖かかったせいか、空になっていた。 穴が開いて、中身…

はかまは、はいてないけれど・・・・・モンツキダニ

皆様コンニチワ。 お散歩に出ても、この時期はこれと言ったものに会えませぬ。 と言うことで、今月はもう、ダニ月間にします。 この間採ってきた腐葉土には、いくらでもネタがあるのである。 で、今日はコレ モンツキダニ属の1種Trhypochthonius sp. 体長約…

「土瓶」の取っ手

この日曜日は風もなく穏やかな・・・・・・・ 雨降りだった。_| ̄|○ まぁ、それでも傘を差して、八幡さんまでお散歩。 今年初見のシロフフユエダシャクとヒロバフユエダシャクを見て帰ってきた。 少々雨が降っていても、風がないせいか、 ユスリカの蚊柱が…

土の中の雲助

こ・・・今週は、ネタが・・・・・・・・・・ 久しぶりに、腐葉土のダニでも。 先々週採ってきて、ザルに入れていた腐葉土の受け皿を覗いてみた。 なにやら、いろいろウヨウヨしている中から、 落ち葉を食べるササラダニの一種。 ヤマトクモスケダニEremobelba japonica …

イメージは大仏様

先週は今年一番の冷え込みであった。(今週は春みたいな陽気だけど。。。。) 日曜日はいつものお散歩コースに行ってきた。 越冬中の虫はどこかいな? むむ。 コナラの枝の分かれ目に、コブひとつ。 方向を変えて見ると、 虫ですね。 コブコブゾウムシの1種Stya…

ちょっとおしゃれなセミルーパー

去年の暮れ(11月21日)、ヤブツバキの葉裏に隠れていたスマートないもむし。 その時の写真。 胴体と、腹脚の基部に赤紫色の斑紋が並ぶ。 体長はまだ9mm前後。 時期はずれのイレギュラーな発生かと思い、連れ帰った。 ちゃんと育つんかいな?と言う心配をよ…

とんがり頭のハエ

正月は寝正月。。。。 仕事が始まったとたん、激務が待っていた。。。。 週1更新が途切れるところである。 写真は4日に散歩に出て見つけたハエ。4mmほど。 頭のとんがった変なハエ。 秋から春にかけての、比較的寒い時期によく見かけるハエである。 この子はシマ…

今年は寅年

皆様、あけましておめでとうございます。 ご近所の、寅と名の付く蛾と言えば、、、、 マイコトラガMaikona jezoensis ぐらいでしょうか。 こじつけていけば、、、、 ホシボシトガリバ Demopsestis punctigera の学名に隠された「tiger」とか、 フジロアツバ Adrapsa …