旧「いもむしうんちは雨の音」置き場

ブロガリサービス終了にともない、「いもむしうんちは雨の音」をこちらに保存しました。

多分そう。スギタニモンキリガの卵

もう12月だが、神戸南部もようやく紅葉が見頃となってきました。
ヤブツバキの花もチラホラ咲き始めたが、
大部分は硬いツボミのままである。

この間、蛾の掲示板をコッソリ覗いていたら、
「スギタニモンキリガを見ました」と言う書き込みを見つけた。

ヘ~~、もうそんな季節なんだ。

そこで、私も探してみた。と言っても、

街灯を巡ったり、
山で電気を灯したり、
木に糖蜜を塗っておびき寄せたり、

などといったことはしない。
もう夜中にうろつく元気もないし、
車も持ってないし。

私の方法は、ツバキの木を見て廻る。という
単純な方法である。

11月の最後の日曜日。
ツバキの枝を引き寄せて見て廻ること十数回。

み~っけ。

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矢印の先のちいさい点ツブが卵である。
割合簡単に見つかった。
(と言っても、虫眼鏡片手に探したのではあるが。)

さすが、園芸の本にツバキの害虫として紹介されているだけのことはある。
よく探せばたくさんあるのかもしれない。



拡大。

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放射状の縦スジはヤガ科の卵によく見られる特徴である。

後は、場所を覚えておいて、
いつ頃孵化するか見る予定。

手持ちの図鑑によると、晩秋に出現した成虫が
ツバキのつぼみや葉裏に産卵し、
卵で越冬して、翌春孵化するそうである。


注.卵なので確実にスギタニモンキリガだとは限りません。
あくまで予想です。

幼虫は以前に紹介済み。
記事はコチラ。→「美食家のいもむし
以前の記事で、羽化確認したらお知らせします。と書いていた。
一応確認できてます。

2010年2月11日追記;この卵は翌年孵化しました。
記事はコチラ。→「ツバキのつぼみの侵入者