旧「いもむしうんちは雨の音」置き場

ブロガリサービス終了にともない、「いもむしうんちは雨の音」をこちらに保存しました。

窓付き物件

2月に書いた流れの速いところにいるブユの様子を見てきた。

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蛹だらけだった。
と言うかほとんどの蛹が羽化していた。

お持ち帰りして拡大。

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呼吸糸は流れの緩やかなところにいた種類よりはずいぶん短い。

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急流だと酸素たっぷりなので短くても間に合うのだろうか?

幼虫ではアシマダラブユ Simulium japonicum と同定したが、
蛹ではどうだろうか、と図鑑を見る。
図鑑の解説では蛹の呼吸糸は体長より短く6本で、
上から下へ短くなり、下3本は非着色。とある。

特徴は一致しているので、アシマダラブユで良さそうである。

また、繭は前方側面に窓がある、とある。

窓?
図鑑を読んだときには何のこと?と思ったが実物を見て納得。

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蛹殻をずらして窓を判りやすく、、、

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確かに窓が開いている。

羽化殻が多かったので近くにいないかとチラチラ探したけれど、
この日は見かけず。

ではまた