旧「いもむしうんちは雨の音」置き場

ブロガリサービス終了にともない、「いもむしうんちは雨の音」をこちらに保存しました。

ホソカ科の翅脈図

どうも皆様コンニチワ。
この週末は寒いそうですね。
三寒四温的な感じですが、だんだん暖かくなるのでしょうか。
なるといいな。


この間の日曜日はやや暖かかったので、
日だまりにはハエやらアブやらがプイプイ飛んでいた。
お散歩ネットを振り回すと、
ひょろい蚊見たいのが入ってくる。
いろんな種類がいるのだが、
その中にホソカというのがいる。

f:id:insectmoth:20171008082112j:plain

マダラホソカ Dixa longistyla


写真の個体は一昨年の4月に採ったもの。
♂の後脚第1ふ節の付け根の腹面に
1本の剛毛が生えているのが本種の特徴。

この仲間の幼虫は、一風変わったボウフラと言った感じである。
種名は不詳だが、以前に紹介した。→「ヒゲモジャおじさん


オマケにマダラホソカの翅脈図を貼り。

f:id:insectmoth:20171008082138j:plain


翅脈等の名称は、北隆館の新訂日本昆虫大図鑑に寄った。
青字緑字が翅脈の名称で、赤字が翅脈で囲まれた部屋(翅室)の名前。

本図鑑では最新の知見が盛り込まれており、
従来の図鑑とは、一部翅脈の名称が異なるので
注意が必要である。
図のM3+4は、従来ではCuA1,
図のCuAは、従来ではCuA2,
図のCu擬脈は、従来ではCuP,
図のCuPは、従来ではA1,
図のA1は、従来ではA2, と、
それぞれ呼ばれていた。

なので、古い図鑑を読むときには
そのことを加味して読む必要がある。

それではまた。