首無し死体?
日曜日のお話。
お散歩コースでしゃがみこんでいると、何かが地面で動いた気がした。
チイサナ虫が転がっていた。
頭の取れた死骸のようなそれは、見ているうちに歩き始めた。
ゾ・ゾンビ?
と言うのはウソで、ちゃんと頭はついていた。
前胸の下方に頭部がついているので、上から見ると頭が見えない。
変な虫である。
保育社の甲虫図鑑で調べたら、名前が判った。
クビカクシゴミムシダマシ Dicraeosis bacillus
即物的な和名である。
覚えやすくってよろしい^^
私が見たのは、2回目である。
しゃがんで他のものを見ていると、たまたま見つかる虫だ。
私は生態を知らないので、こういう見つけ方しかできない。
生態写真があまりにイモなので、以下標本写真。
この個体は標本にしてみたが、腹端部に何かが見えたので引き出してみた。
体長の半分近くある刀状のものが出てきた。
なんじゃこりゃ?
♂の交尾器には見えないので、たぶん♀の産卵管なのだろう。
ゴミムシダマシ科の産卵管ってこんなんだったっけ?
キリギリス類と同じように左右に2枚合わさった構造だ。
キノコや朽ち木の隙間に刺し込んで、卵を産むのかな?
おまけ
上からの図
おまけ2
頭部
顔はゴミムシダマシの顔だ。