神域の白いむし
アジジ、アジジと言いつつ、休みになるといつものお散歩コースへ。
田舎育ちなので、週に一度くらい山に行かないと、中毒症状が出るのだ。
スタート地点は小さい地元の八幡さん。
チョンチョンと柏手を打って,『場合によっては殺生します。許してね。』と訳のわからない願い事をしつつ、
なにか蛾でもいないかと、
街灯を見上げると、意外なものが止まっていた。
オオシロカミキリOlenecamptus cretaceus
純白の模様に包まれた甲虫だ。
ここでは、3年に一度くらいしか見られない珍しい方の虫である。
だが、街灯に止まっている写真は、いかにも味気ない。
と言うか、撮る側の私に「やる気」がないからである。
はじっこの生き物が好きな私は、こういう王道を行くような虫に意欲がわかない。見ただけで名前判っちゃうし。。。。。
このオオシロカミキリ、神戸では神社周辺で見ることが多い。
白いから神様と何か関係があるかと言うと、
まったくない。
単にこのカミキリが発生するムクノキなどの大木が、市街地では神社にしか残っていないと言うだけのことである。
「マ、がんばれよ」と言ってあとにしたのでした。
ではまた。