旧「いもむしうんちは雨の音」置き場

ブロガリサービス終了にともない、「いもむしうんちは雨の音」をこちらに保存しました。

神域の白いむし

 アジジ、アジジと言いつつ、休みになるといつものお散歩コースへ。
田舎育ちなので、週に一度くらい山に行かないと、中毒症状が出るのだ。




スタート地点は小さい地元の八幡さん。


チョンチョンと柏手を打って,『場合によっては殺生します。許してね。』と訳のわからない願い事をしつつ、

なにか蛾でもいないかと、

街灯を見上げると、意外なものが止まっていた。

f:id:insectmoth:20180104161524j:plain

 

f:id:insectmoth:20180104161543j:plain

オシロカミキリOlenecamptus cretaceus

純白の模様に包まれた甲虫だ。
ここでは、3年に一度くらいしか見られない珍しい方の虫である。
だが、街灯に止まっている写真は、いかにも味気ない。
と言うか、撮る側の私に「やる気」がないからである。

はじっこの生き物が好きな私は、こういう王道を行くような虫に意欲がわかない。見ただけで名前判っちゃうし。。。。。


このオオシロカミキリ、神戸では神社周辺で見ることが多い。

白いから神様と何か関係があるかと言うと、

まったくない。

単にこのカミキリが発生するムクノキなどの大木が、市街地では神社にしか残っていないと言うだけのことである。

「マ、がんばれよ」と言ってあとにしたのでした。
ではまた。