旧「いもむしうんちは雨の音」置き場

ブロガリサービス終了にともない、「いもむしうんちは雨の音」をこちらに保存しました。

青田買い

春である。

緑色ってこんなに種類があったっけ?という山の色。

眺めのよいところで、しばらくボーーッとする。

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今はモチツツジが満開だ。

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アラカシには名前の判らない小さないもむしがたくさんついている。
もうちょっと大きくなってから、持って帰って飼育して、正体を見よう。

なんて思っているようではだめなのである。

よく見るとそこいら中に、コバチ、ヒメバチ、コマユバチなどの寄生バチや、寄生バエが飛び廻っているのである。

幼虫達もだまって寄生されるがままではなく、寄生バチのアタックを受けると、ピョンっと跳ねて姿を消す。

寄生バチは「あれれ?どこいった?」と辺りを探すがもう見つけられない。

下の方をよく見ると、糸をはいた幼虫がぶらさがっている。

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ひとまずこの幼虫は命拾いしたようだ。

このあと、短い足でエッチラオッチラ糸を手繰って戻っていく。

地面に落ちて樹を登って行く方が早そうだが、そんなことはしない。
地面には恐ろしいギャング「アリ」がうろうろしているのである。

生き延びるのも大変だね。

というわけで、いもむしを飼育するなら、出来るだけ小さいうちに持ち帰って隔離したほうがよいのである。

さ、今日から連休である。
気分はこんな感じ↓↓↓↓↓

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イチモンジカメノコハムシThlaspida cribrosa