土の中の雲助
こ・・・今週は、ネタが・・・・・・・・・・
久しぶりに、腐葉土のダニでも。
先々週採ってきて、ザルに入れていた腐葉土の受け皿を覗いてみた。
なにやら、いろいろウヨウヨしている中から、
落ち葉を食べるササラダニの一種。
ヤマトクモスケダニEremobelba japonica
クモスケダニ科の1種。体長0.7mm。
日本産クモスケダニ科には他に、
コガタクモスケダニEremobelba minuta と
ミナミクモスケダニEremobelba okinawa がいるらしい。
このうち、ミナミは毛が縮れていないらしい。
ヤマトクモスケダニが日本全国に極めて普通に見られる種類とのことである。
なので、ヤマトクモスケダニにしておきます。
ササラダニの仲間は、おもしろい和名が多い。
クモスケは、「雲助」だと思うが、江戸時代の、
たちの悪い駕籠舁き(かごかき)や人夫のことをそう言ったらしい。
見た目がだらしなく、ボサボサ頭のイメージのある「雲助」と、
背中に生える、クニクニと縮れた毛のイメージを重ねて名付けたものと思われます。
が、ヤマトクモスケダニはそんな悪者のイメージとは、ほど遠く、
牛のようにのたのた歩いて、落ち葉を食べるだけの
極めて平和的な生き物です。
もちろん、人を刺したりもしません。
おまけ1
ヤマトクモスケダニ腹面
おまけ2
歩くヤマトクモスケダニ
ガラス面なので、ちょっと歩き辛そうですね。
それではまた来週。