旧「いもむしうんちは雨の音」置き場

ブロガリサービス終了にともない、「いもむしうんちは雨の音」をこちらに保存しました。

ハエの季節がやってきた。


といっても、ハエの仲間は一年中いますが。。。。。

寒くなってくると、他のムシムシが姿を消してしまうので、飛んでいるのはハエばかり、といった状況である。
この時期、山の木のこずえを見上げると、ちいさなハエがプイプイ飛び交っているのをよく見かける。

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このハエをとっ捕まえてみると、
ヒメイエバエの仲間であることが多い。

ハエの仲間は、いざ名前を調べようとすると、これが大変である。
おおまかな科の段階でもうムツカシイ。

ハナバエ科とヒメイエバエ科など、どこが違うの?と言った感じである。
図鑑の検索表を見ると、翅脈で区別できる。とある。

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画像をクリックして、拡大画像にしないと判りにくいと思うが、
「Cu融合脈」が翅縁に達するのがハナバエ科で、翅縁に届かず途中で消えるのがヒメイエバエ科だそうだ。

※翅脈の呼称についての注意
従来の図鑑類で「A1脈」と書かれている翅脈は、研究の結果最近では「Cu融合脈」であるそうだ。
今年発行された改訂版の図鑑「新訂 原色昆虫大図鑑 第III巻(北隆館、2008)」には、そのように書いてある。


こんなので別の科に別れるの?と言いたいところだが、幼虫の形態に安定した違いがあるので、よしとしたい。
ハナバエ科はいわゆるウジ型たがヒメイエバエ科では特徴のある突起が並ぶ。
山の腐葉土をひっくり返すと時々みつかる。


さて梢を飛び交っているヒメイエバエは何かというと、、、、、、、

ちょっと時間がないので、画像が用意できたら、また書くこととします。
ではまた。
ネムヒーー