旧「いもむしうんちは雨の音」置き場

ブロガリサービス終了にともない、「いもむしうんちは雨の音」をこちらに保存しました。

ヤマトヒメイエバエ

え~~、いつの間にやら30000アクセス超えている。
ご覧の皆様、どうもです。

で、先週のヒメイエバエの正体は、

f:id:insectmoth:20180103190516j:plain

ヤマトヒメイエバエFannia japonica japonica
でした。

日本産ヒメイエバエ科は、現在60種記録されているが、本種は比較的低標高の地域で春先から秋まで見られる普通種である。
真夏の暑い時期より、春先や秋に個体数が多いようである。

60種もいる中から、どうやってヤマトヒメイエバエだと判ったかというと、、、、、、、、、、、
今のところ、「ヒメイエバエ科の種までの検索表」などという便利なものは存在しないので、、、、、、、、、



ずるをして、専門家に問い合わせました。
古田治さんという方で、昆虫調査事務所・ヘキサポーダリサーチを経営されています。
本来なら、昆虫の同定作業は有料のはずなのだが、ボランティア(?)で一寸のハエにも五分の大和魂と言う掲示板で、シロウトの質問にも丁寧に解答しておられます。
で、そこに♂の交尾器の写真とともに質問して、教えていただきました。

ちなみにヤマトヒメイエバエの♂交尾器

f:id:insectmoth:20180103190545j:plain

だいたいがチッコイ昆虫の場合、交尾器で最終的な種の決定がなされることが多いのである。



見た目がよく似ていても、グループが異なると交尾器の形状もがらりと変わる。
先週貼ったハナバエ科の翅脈というのはタネバエというハエの翅を使ったのだが、交尾器はこんなの。

f:id:insectmoth:20180103190608j:plain

タネバエDelia platura ♂交尾器

正面図はネズミのようである。

アァネムヒ、、、、デハマタ