旧「いもむしうんちは雨の音」置き場

ブロガリサービス終了にともない、「いもむしうんちは雨の音」をこちらに保存しました。

赤い虫・・・・・ヒラズゲンセイ

どど~ん

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梅雨なので、お散歩コースのキノコが元気いっぱいである。
名前は知らない。



で、今週は帰り道にカッコイイ虫に出会いました。
でも、、、



踏みつぶされていました。_| ̄|○

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ヒラズゲンセイ Cissites cephalotes ♂成虫

昔の図鑑では、トサヒラズゲンセイ(土佐平頭芫菁)と書かれているように、四国と琉球でしか見られない昆虫であった。
それが、和歌山で1976年に見つかったのを皮切りに、近畿でも見つかることが多くなった虫である。

お散歩コースでも、そのうち見られるだろう。とは思っていた虫だが、、、

踏まれた死体とは、がっくりである。

この虫が属すツチハンミョウ科の甲虫は、体内にカンタリジンという毒を持つため、漢方薬の材料になったりするが、体液がつくと腫れ上がるので、踏んだりしない方が身のためである。

ヒラズゲンセイの幼虫はクマバチに寄生する。

分布地では、春先にホバリングしているクマバチをとっつかまえて観察すると、ヒラズゲンセイの1齢幼虫が見られるそうである。

ヒラズゲンセイについては、たとえば大阪市立自然史博物館の「ヒラズゲンセイのページ」などを、見られると詳しく紹介されてます。

それでは