旧「いもむしうんちは雨の音」置き場

ブロガリサービス終了にともない、「いもむしうんちは雨の音」をこちらに保存しました。

小枝に化石?・・・・・ムネアカアワフキ

日曜日の散歩中、ほ-んの少し膨らみかけた桜の小枝を眺めていると、なにか面妖な物体がくっついているのに気が付いた。

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いびつな巻き貝のようなそれは、まるでアンモナイトの化石のよう。
ナンジャラホイ?といじっていると、ポロッとはずれてしまった。
とりあえず持ちかえって分解してみると、中にはクニャクニャした生きものがはいっていた。
う-ん、セミの幼虫のような 、、、 のところで気が付いた。
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ムネアカアワフキHindoloides bipunctataの幼虫だ。

幼虫で冬越しするのか~~。
知らずに悪いことしちゃったよ、の巻。

普通アワフキムシの仲間は草や小灌木の枝に、つばのような泡の巣を作ることでよく知られている昆虫である。

が、このムネアカアワフキ(サクラ類に寄生)とタケウチトゲアワフキ(シナノキなどに寄生)の2種は石灰質のような硬いトンネルを作って中に住んでいる。

とここまで書いて、調べなおしたら、この2種類、
アワフキムシ科とは別のトゲアワフキムシ科という別の分類群でした。。。。。

全体に柔らかそうな幼虫だが、おしりの先だけ硬そうである。
たぶんこれを「こて」にして、うんちを材料に巣を作るのだと思う。

エコライフ?を実践してますねぇ。
エライエライ。

成虫はサクラの若葉の頃見られる。
全体黒くて、胸だけ赤い虫。
写真貼ろうと探してみたら、
撮ってませんでした。_| ̄|○