ミニミニタップダンサー
ブロバイダ側のシステムがリニューアルされて、以前のレイアウトが使えなくなってしまいましたが、いろんな機能が付加されたようです。
マイマイガの♂がマイマイと飛び、カシワマイマイの幼虫が「来るなら来い」と言わんばかりに木の幹に張り付いている今日この頃。
イボタガの幼虫も、ツノを落とした終齢幼虫になっている。
いもむしうんちの季節もそろそろ終わりのようだ。
それはさておき、ここ数年疑問に思っていたことが解決した出来事があった。
六甲山系はササがたくさん生えている。その中から「タタタタタタタ・・・」とかすかな音が聞こえてくることがあったのだが、その正体が今までわからずじまいだった。
この日曜日は梅雨とはいえ、晴れ間ものぞくまあまあの天気。いつものお散歩コースを歩いていると、すぐ脇からその音が聞こえてきた。
慎重に、右から左、上や下からのぞき込んだが、やはり虫らしきものは見えない。仕方がないので、どう考えてもここから音がすると思われるササを1本切り取って分解してみた。
まず外側の茶色く枯れた皮をめくると、その内側に4mmほどの細長い虫、、、、
「なんじゃこりゃ?」といいつつも、とりあえず確保。で、枝を折り、中を裂いて確認。。。。。
何もいなかった。。。。
人に聞こえる音を出すくらいだから、も少し大きい虫を想像していたが、どうも最初のチビ助が、音を出している張本人らしい。
お持ち帰りして調べてみたが、このチビすけの名前は
ホソコバネナガカメムシMacropes obnubilus のようだ。
腹面を拡大してみると、第4節(見かけ上の3節目)の真ん中に硬そうなたんこぶが認められる。(写真赤矢印)
どうもこれをササの乾いたサヤに打ち付けて、音を出しているようだ。
この日は2匹見つけたが、いずれも♂だったので、音を出すのは♂だけかも知れない。
おそらくは、縄張り宣言とか、♀を呼び寄せるとかのために、音を出すのだろうが、タップダンスで♀を誘うなんて、なかなか粋なヤツですね。(ホントのところは知りませんよ)