旧「いもむしうんちは雨の音」置き場

ブロガリサービス終了にともない、「いもむしうんちは雨の音」をこちらに保存しました。

でぇと中でした。

お盆休みに入りました。明け方の激しい通り雨のあと、いつものお散歩コースへ・・・
マツの梢からは、先週までは鳴いていなかったチッチゼミの、か細い鳴き声が聞こえます。
足下のクサイチゴの葉に目をやると、カンタンの仲間がデート中。普通夜間に営まれることだが、雨のせいでずれ込んでしまったらしい。
カンタンやスズムシでは、♂の翅の付け根に誘惑腺があり、誘惑腺の分泌物を♀が夢中で舐めている間に交尾するそうだ。
さて本州のカンタンの仲間は3種あるそうで、写真のカンタンは、なんだろう?
腹部下面が黒いのはカンタンで、黒くなければ他種とのこと。とっつかまえてみると緑色なのでカンタンではないようだ。残りの2種は、ヒロバネカンタンとコガタカンタンであるが、少し調べてみたが、鳴き声での区別以外、明確な区別点はなさそうだ。
ガタカンタンは2001年に記載されているから比較的最近発見された種のようだ。鳴き声はカンタンに似ているが前述の通り腹部の色が違う。ヒロバネカンタンは「リー、、、リー」とツヅレサセコオロギに近い鳴き声で、海岸近くや都市部の草地に多い種らしい。
ここは海の見える低山地なので、暫定
ヒロバネカンタンOecanthus euryelytra?と言うことにしておきます。
秋には新しい図鑑が出るはずなので、ハッキリしたら報告するつもりです。

その後の調べで、コガタカンタンOecanthus similatorと判明

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