旧「いもむしうんちは雨の音」置き場

ブロガリサービス終了にともない、「いもむしうんちは雨の音」をこちらに保存しました。

完璧過ぎて、かえって目立つ。

あややや、もう7月かえ?
1年の半分が過ぎてしもうた。

でも、当ブログはまだ、6月の話題です。

6月6日にマルバアオダモで見つけた幼虫。
もう、終齢幼虫ぽい。

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とりあえず、虫には見えなかった。

でも、もともとの枝にも見えない。

枝にしか見えないけど、細い枝の途中に、突然太い枝が直立していたら、如何にも不自然である。

てな感じで、うっかりさんのシャクトリムシは、我が家に拉致されることとなった。

頭部と胸部、腹部の7・8・9・10節が圧縮され、腹部第6節の腹脚も最後部に位置しているため、9割方が棒状の胴体である。

腹部後端部の拡大。

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チマッとした脚でしがみついている。

握りこぶしみたいになった、頭胸部。

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こういう形態のシャクトリムシは、ヒメシャク亜科に多いのだが、この幼虫、体長が60mmもある。ヒメシャクは小さい蛾がほとんどなので、なんかヨク判らんヤツ、と深く追求しなかった。



それがこの日曜日(6/27)に羽化した。

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純白の地色に銀を散らした真ん丸の紋。
ヒトツメオオシロヒメシャク Problepsis superans superans
キレイな蛾だ。

なるほど、ヒメシャク亜科では大型の種類だ。
大きくても、幼虫もヒメシャク体型な訳ね。

目玉模様で捕食者を威嚇するのだろうか?

でもこの目玉、どこかで見たことあるような?

ガチャピンぽくって、あまり怖くないんですけど。。。。。


オマケ
幼虫の頭胸部を背面から。

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う~ん~んと、、、半魚人系?
ではまた