スキバツリアブの砂ポケット
日当たりの良い砂地で時々見かけるアブ。
スキバツリアブ Villa limbata
おしりを地面に擦りつけるような仕草をしきりにする。
これ、腹端部のくぼみに砂粒を取り込むためだそうだ。
ツリアブ類はハチの巣に寄生して大きくなる。
卵を砂でカムフラージュして産むそうだ。
ただし、産卵から寄生の現場を観察された例はまだ無いようだ。
ハチの巣穴の近くに卵を産むかも知れないし、
勢いをつけて巣穴に投げ込むのかも知れない。
砂をまぶした卵を投げ入れる。。。。
消える魔球の第一段階である。
この意味が判る人はかなりのオッサンである。
それはさておき腹端部を拡大してみた。
毛がわさわさ生えた1対のスコップ状のものが見える。
これで砂粒を集めるようだ。
先端にはフォーク状の剛毛の生えた産卵器がある。
広げてみると、
広くくぼんだところに砂粒が詰まっていた。
砂粒を1mm方眼のグラフ用紙に出してみた。
0.2mm以下の砂粒が詰まっていた。
オマケ画像、頭部背面
後頭部の切り込みが何となくヒワイな感じ。。。
ではまた