旧「いもむしうんちは雨の音」置き場

ブロガリサービス終了にともない、「いもむしうんちは雨の音」をこちらに保存しました。

究極の折りたたみ傘・・・サビハネカクシ

お散歩コースで、お散歩中のハネカクシを拉致。

金銀銅色の微毛が複雑な模様をつくっている。
サビハネカクシOntholestes gracilis だ。
ハネカクシの名前通り、小さな前翅である。
この前翅の下に長い後翅が折りたたまれて収まっている。
以前からどう収まっているのか不思議に思っていたので、少しずつ広げながら写真を撮ってみた。

結論。・・・スゴイ技であることだけはわかった(ただの感想やん。。。。)

ただ、本当にスゴイのは、これをちゃんとたためることである。
このたたみ方を解明すれば、究極の折りたたみ傘を開発できるのではないかと思った次第。

ひとつわかったこと。
後翅外側1/4の部分の折り方が、右で山折り、左で谷折りと、左右で異なることだった。動物の基本的体制は左右対称が普通であると思うので、これはなかなか異例なことだと思う。
そういえばハネカクシが後翅をたたむとき、腹部をグルグルと振り回していた。同じ方向にグルグル回していくだけで、後翅がスルスルとたたまれていたような気がする。その辺が関係して左右の折れ方が違うのかもしれない。

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