アカスジナガムクゲキスイの幼虫かも?
11月のはじめ、笹を刈って谷筋の木陰に束ねておいた。
ひと月たったので何か増えてるかもしれない。
ネタがないのでその笹束をビニールシートの上で叩いて見た。
といっても何回かやっているので見つかる虫も
いつものメンバーである。
その中にワラジムシの赤ちゃんみたいなのが一匹いたので
ついでに採集してきた。
拡大して見るとなかなかカッチョイイトゲトゲの幼虫だった。
アカスジナガムクゲキスイ Cryptophilus hiranoi の幼虫じゃないか?と思う。
腹面
前半身が変色しているが生時の体色は全身白色である。
保育社の原色日本甲虫図鑑第I巻は、他の図鑑タイプのII~IV巻とは違い、解説編とも言える本。
この中に各科の幼虫の線画が大量にある。
パラパラと眺めていると、
ヒメムクゲオオキノコ Cryptophilus propinquus によく似ていたが微妙に違う。
同時にいたのが下の成虫
アカスジナガムクゲキスイ Cryptophilus hiranoi 成虫
同じムクゲキスイ属Cryptophilus である。
なので幼虫も同種ではないかと思った次第。
図鑑ではこの属はコメツキモドキ科Languriidae になっているが、
最近の分類ではオオキノコムシ科Erotylidae に統合されたようだ。
ではまた