お散歩コースのカエル2種
お盆以降の8月の休みは雨上がりとか、
なんだかスッキリしない日があたることが多かった。
そのせいか、はたまた環境の変化か、今まで10年以上同じ所を歩いて来て、
初めてカエルを見ました。
まず8月21日、
ヒキガエルの仲間。
分布的に、ニホンヒキガエルBufo japonicus japonicusと思う。
アズマヒキガエルとは外形的には鼓膜の大きさが違うくらい
(アズマよりニホンの方が鼓膜が小さい)。だそうだ。
次は8月最後の日曜日
アカガエルの仲間。
立派な成体。
ヤマアカガエルRana ornativentris だと思う。
ニホンアカガエルと似ているが、背側線隆条が鼓膜のあたりで曲がるのがヤマアカの区別点とある。(ニホンアカでは直線状、下図参照)
もうちょっといろんな角度で撮っておこうと思ったが、
、、、、
ひと跳ねで2m先の斜面の藪に消えてしまった。
しかし、属名がカワイイね。
ラナだって。
アジサシさんと話が出来るのかしらん?
(判る人には判るネタ)
ちなみに種小名のornativentorisは、
「腹に模様を持った」という意味だそうだ。
(文一総合出版「日本カエル図鑑」より)
しかし、これらのカエルたち、、
近くに繁殖できる水場もないのに、どこから来たんだか。
周囲の平地はすべて宅地だし、
地図で見る一番近い田んぼでも直線距離で北に2.5km先。
ナゾである。
お散歩コースでそのほかに見られる両生類は、
畑の脇のブルーシート製の池にいる、ウシガエルくらい。
これは押しも押されぬ移入種なので割愛。
というか、すぐ隠れるので写真が撮れない。
ではまた。