自作吸虫管のリニューアル
皆様、吸虫菅(きゅうちゅうかん)と言う虫採りグッズをご存知でしょうか?
昆虫用品販売の老舗中の老舗、「志賀昆虫普及社」でも
販売しています。→販売のページ
該当ページの解説
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【商品説明】
手でつかめないような小さな昆虫・ゾウリムシや
蚊などを息で吸い込んで採ります。
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・・・・・・・・・まぁ、ゾウリムシは無理だと思いますが、、、、、
容器にパイプが2本通してあり、
一方のパイプを吸うことで、他方のパイプから
小さな虫を吸い込むというグッズである。
もちろん吸う方のパイプには、網が張ってあり、
勢い余って虫を吸い込んだりはしないようにできている。
私はと言うと、そこいらに転がっているもので自作して使っていた。
下のようにフィルムケースを使って作ったものとか。
これの利点は容器のフィルムケースを次々に付け替えて、
採集品をそのまま保存容器として持ち帰ることができることだ。
ただ最近になって、フィルムケースがデジタル化の波に押されて珍品になり、入手が困難になってきた。
そこで、理科器具屋などで売っている、フィルムケース型のサンプル容器を使ってリニューアルすることにした。
このフィルムケース型の容器は、理科器具屋のカタログでは以前から載っていて知っていたのだが、ケース単位での販売なので躊躇していたのであるが、最近になって「昆虫文献六本脚」で小口の販売を始めたので、そこで購入してみた。
材料の一覧。
フィルムケース型容器は50ccを使用。
塩ビパイプ2本はポンプ式シャンプーの中の筒を廃物利用。
太い方の塩ビバイプはカッターで切り込みを入れて、
コの字型に曲げる。
ステンレス金網はホームセンターでB5サイズが300円程度で売っていた。100メッシュとは1インチの幅にある編み目の数である。だいたい開口径は0.2mmである。まず虫が通り抜けることはあるまい。使うのは1cm角程度なので金網代は1円以下。
太い塩ビパイプの一方に熱した金網を押し当てて接着。
ハサミではみ出た部分を切り取る。
細い塩ビパイプも気分で少し曲げておく。
口にくわえる方の長い管はなんでもいいのだが、
しなやかで曲がりに強いので、シリコンチューブを採用。
60cm位が使いよいと思う。
ピペットマンのチップは使い捨てのスポイドの先ッチョのこと。
適度な堅さで口でくわえるのに丁度良い。
丁度の穴を開けた蓋に2本のパイプを通し、
ホットメルトを流し込んで固定。
ホットメルトは糊の1種である。
60度くらいで柔らかくなる樹脂でできた糊で、
固まると塩ビと似た質感になる。
ホームセンターなどで、ホットメルトとか、グルースティックといった名前で売られている。
シリコンチューブを差し込んで、完成
カックイイ
材料さえあれば、所要時間30分。
これも、予備の容器を付け替えていけば、時間別・採集地点別にサンプルを分けてお持ち帰りできる。ちょー便利。
百円玉だって持ち上がります。
・・・・・・チャリ~ン(画面の外)
息が続かないので落ちました。
ではまた。