退化しちゃったストロー・・・・・・オオシモフリスズメ
オオシモフリスズメネタは続く。
先日のオオシモフリスズメくんは、結局死んでしまったので、標本にした。
スズメガの仲間は、口吻が長い種類がいることで知られているが、(過去記事参照)このオオシモフリスズメはどうだろう?
これがまた、短いのである。
短くても、ちゃんと機能をはたしているメンガタスズメ類の例はあるが(過去記事参照)、オオシモフリスズメの場合は、短い上に細くて左右不揃い。
退化している。
これではなにも食べることができない。
これは、たまたまこの個体が奇形なのではなく、本種のスタンダードである。
強力な飛翔力で風を切り、急いで交尾や産卵を済ませなければ、次世代を残せない。
でかい図体の割に、危うい人生を送っているのである。