ヒロバネカンタン ♂交尾器
今回は日・月と連休がもらえた。
が、月曜は朝から雨でテンションが下がってしまい、出かけずじまいでした。
日曜日はいつも通りのお散歩コースを歩いてきましたけどね。
さすがに10月にはいるとセミも鳴かなくなって、秋めいた雰囲気になってきた。と思ったら、ニイニイゼミの鳴き声がしていました。
季節はずれのウッカリものはどこの世界にもいるモンですねぇ。
話変わって画像は先週のもの。
開けた斜面のヌルデの葉にちょこんと止まっていた。
以前紹介したコガタカンタンかと思ったが、少しイメージが違ったのでお持ち帰りしてみた。
腹面は黒くないのでカンタンではない。カンタンには黒い縦筋模様がある。(この仲間ではカンタンだけが腹黒い <- 性格ではなく、見た目のこと)
コガタカンタンの稿で、交尾器の観察(以前の記事)をしているので、コチラも解剖してみた。
腹部を切断し、10%苛性カリ水溶液で煮込んで筋肉を溶かし、3枚におろして交尾器を取り出す。・・・・・なんだか文章にするとすっごいスプラッタである。
そんなこんなで罪悪感にひたりながら観察してみた。
外見はよく似ているのに、交尾器はかなりしっかりした作りになっており、一見してコガタカンタンとは違うことがわかる。
昨年発行の「バッタ・コオロギ・キリギリス大図鑑」で調べたところ、
ヒロバネカンタンOecanthus euryelytraの♂であることが判明。
私には気持ち「翅の幅はカンタンより広いかな?」程度に見える。
こうなると、本家本元のカンタンも観察したいものだが、近所にはカンタンのいそうなまとまった草原が無いのでいないだろうなぁ。。。
いちおう当ブログはご近所限定と決めているので、、、
運が良ければそのうち「クズの葉に穴を開けて顔だけ出しているカンタン」
とか紹介できるといいなぁ。
ちなみに、ヒロバネカンタンは少し荒れたようななんでもない草地にもいるそうだ。
コガタカンタンも同様だが、コチラはキイチゴの類がないといないそうだ。
私が見たのはクサイチゴの上だが、マァ似たようなもんか。