旧「いもむしうんちは雨の音」置き場

ブロガリサービス終了にともない、「いもむしうんちは雨の音」をこちらに保存しました。

ちびちびコオロギたち

お散歩コースの途中には、お年寄り達が谷あいを勝手に開墾して畑をつくっているところがある。
こういう日当たりのよい、土が見えているようなところに多いのがコレ、

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マダラスズDianemobius nigrofasciatus
すぐにピンピン跳ねて逃げていくので、写真を撮れた試しがないのだが、たまたま羽化したてのまだ翅が白いのがよたよた歩いていた。
これは♂のようだ。翅の脈がくにゃくにゃ曲がっている。

下の写真はちゃんと色のついたマダラスズの♀。

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翅の脈が単純な縦筋だ。
脚のしましまから「マダラ」スズになったのかな?


ところ変わって砂防ダムの下の落ち葉がたまっているところにいたのがコレ、

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ヒメスズPteronemobius nigrescensの♀
湿った暗いところがお好みのようである。
全体まっ黒の体だが、口ひげだけが真っ白なのがおしゃれである。(矢印部)

上記の種や、クサヒバリ・シバスズなどの小型スズ類はヒバリモドキ科Trigonidiidaeというグループにはいるそうだ。昨年発行の新しい図鑑にはそう書いてあった。
昔の図鑑ならコオロギ科でひとくくりにされていたのだが。

分類の世界も日々進歩してるのね。