いもむしの掃除屋さん
急に寒くなり、木枯らし1号が吹く今日この頃・・・・
飼育していたスズムシもひと月ほど前に死に絶えた。
そこで卵を保存するために、入れ物を掃除しようと中を見ると、なにやら土や死骸でトンネルがつくられている。
ネグロシマメイガPyralis pictalis の幼虫の巣だ。どこからか飛んできて卵を産んだようで、死骸や糞、餌のカスを食べているらしい。
シマメイガの仲間は落ち葉やゴミ、ハチの古巣など自然界の廃物を利用する種類が多く、掃除屋さんと言ったところだろうか。
写真上左が幼虫で、巣から出てもらって記念撮影したもの、上右がその後羽化してきた成虫である。なかなかシックな色あいでおしゃれな蛾であります。