旧「いもむしうんちは雨の音」置き場

ブロガリサービス終了にともない、「いもむしうんちは雨の音」をこちらに保存しました。

真っ白なイモムシ

毎年春先にキアシドクガに丸坊主にされるミズキの木がある。再び葉が出そろったその木に、今年は白い4~5cmのイモムシがたくさんついている。
アゲハモドキ本土亜種Epicopeia hainesii hainesii
この幼虫、体中が白い蝋(ろう)状の分泌物で覆われている。元々昆虫の体表は、ばい菌や雨水から身を守るため、ワックスの層で覆われているが、この層を発達させたものかも知れない。この白い分泌物は、指につけてもむと雪のように溶けて(?)なくなってしまう。少ない量で体積を稼いでいるようだ。寄生するハエやハチの防御には役立つようである。

成虫はジャコウアゲハという体液に毒のあるチョウによく似ている。残念ながらまともな写真がないので、
【みんなで作る日本産蛾類図鑑V2】コチラのページを見てください。

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