旧「いもむしうんちは雨の音」置き場

ブロガリサービス終了にともない、「いもむしうんちは雨の音」をこちらに保存しました。

2006-01-01から1年間の記事一覧

ぞうさん?

今週も休日出勤…。 ○| ̄|_ というわけで過去画像から変なイモムシを紹介。 エグリバ類Calyptra sp.の1種の幼虫 ヘビのつもりかも知れないが、なんだか耳のないぞうさんのようである。 全体にキタエグリバやキンイロエグリバに似ているが、地色が黒くないの…

お馬さん??

下の写真は、あるシャクトリムシのうしろ頭です。 頭に1対の突起があり、全長8cm程になるため、種類はすぐわかります。 トビモンオオエダシャク屋久島以北亜種 Biston robustus robustus なんとなく馬の顔に見えませんか? 馬の目に見えるところは、前胸の…

重量級のいもむし

この写真のイモムシも今飼育中のものです。 先日紹介したウスタビガと同じくヤママユガ科に属します。名前は、 ヤママユ本州以南屋久島以北亜種 Antheraea yamamai yamamai この子はウスタビガのように鳴くことはできません。 おしりを触ると、体をひねって…

チュ~と鳴くイモムシ

昨日は休日出勤で山に行けませんでした・・・orz なので、飼育中のイモムシを紹介。 ウスタビガ本州以南亜種Rhodinia fugax fugax 早春に卵から出たばかりの幼虫を見つけて飼育してます。 この子には特技がありまして、鳴くことが出来るんです。 おしりをつまむ…

ちびちび貝

貝の仲間は移動力に乏しいため、その林が過去に切り開かれたりしていると、種類数が極端に少なくなる。 お散歩コースの林も例外ではないが、神社の周辺のみ写真の貝を見ることが出来る。 アズキガイPupinella rufa 写真の貝はお年寄りなので白くはげているが…

ひかえめな帰化生物

アメリカシロヒトリやセイタカアワダチソウなど、外国からやってきた生き物というのは時に日本を覆い尽くすんじゃないかと思うくらい大繁殖しますが、中にはあまり広がるでもなくひっそりと生活しているひかえめな帰化昆虫もいます。これもそのひとつ。 キベ…

ギョロりんこ

今頃から、アケビのツルを注意して見ていくと、ぎろりっと「ペコちゃん」にらみをするいもむしがいます。 アケビコノハEudocima tyrannusの幼虫 写真は中齢くらいの幼虫。 この「にらみつける」攻撃、どれほどの効果があるのだろう?

ちょっとポケモンはいってます。

今そこいら中にいるケムシですが、 拡大すると、おもしろい模様が見えます。 マイマイガ本州・四国・九州亜種Lymantria dispar japonica ちょっとポケモンっぽいかな?と思いました。 ただそれだけです。ハイ

私はうんち!

幼虫にとって虫鳥は大敵である。そのためか、いろいろなものに擬態して、難を逃れようと工夫を凝らしている。これもそのひとつ。 オカモトトゲエダシャクApochima juglansiariaの幼虫。 まるで鳥の糞だ。アゲハの幼虫も小さいときは鳥の糞そっくりである。さ…

「こびと」がいました。

新緑の季節はいろんなイモムシが見つかって散歩をしていてもおもしろい。 葉っぱの上で1cmほどの「こびと」が朝日を浴びて伸びをしていました。口をへの字に結んでなかなかキリリとした表情である。 クロモンキリバエダシャク Psyra bluethgeniの中齢幼虫だ…

いもむしうんちの雨の音がした。

連休初日のお散歩コース。 落ち葉を踏みながら進むのを止めて上を見る。 虫食いあとのある新葉がそこかしこに見える。 ・・・・・耳を澄ますと・・・・・ パラパラと雨の音。 そう、ブログタイトルのいもむしうんちの雨の音である。 しゃがんで落ち葉をよく見ると、い…

変身の時

今週も日曜日はあいにくの雨まじりのお天気・・・ いもむしうんちは雨の音どころかホントに雨の音ばかり聞いているような気が、、、、orz ブツクサ文句を言いながら歩いていると、変な形のコナラの新芽を発見。 よく見ると、 おぉ!コミミズクの脱皮シーンでわない…

キリギリスの幼虫とそのそっくりさん

日当たりのよい空き地では、直翅系昆虫も孵化が始まっている。 写真の右側の赤ちゃんは、 キリギリスGampsocleis mikadoの1齢幼虫。 黒い2本のスジが特徴だ。 左側の赤ちゃんはとてもよく似ているが、黒いスジがない。 ヤブキリTettigonia orientalisの1…

コケ食い虫3

雨上がりの日曜日。新緑が気持ちいい。 で、紹介するのはケムシなんですけど・・・・ 砂防ダムの苔むした壁にとまっていたのは、 アカスジシロコケガ伊豆諸島以外亜種Cyana hamata hamataの幼虫。 3cm弱のケムシらしいケムシだ。さわっても大丈夫だったので刺さ…

コケ食い虫2

先日紹介したカバイロシマコヤガの親戚筋の幼虫を見つけた。 シラホシコヤガEnispa bimaculataの幼虫だ。 コチラはまた、さらに訳のわからない姿形である。 身の回りのコケをまとうわけだから、じっとしているとホントにわからない。忍者のような幼虫だ。

ケータイからの送信試験

飼育中のウスタビガ幼虫 ケータイのカメラで撮影してそのままブログに送信。うまくいったかなぁ-? 追記:ウスタビガじゃなくてヤママユガでした~

ランの花

シュンランの花を下から激写。 死んだじいさんは、この花のことを 「ホクロ」と呼んでいた。 わりと一般的な俗名のようだ。 なるほど花びらの奥にはホクロ状の模様がある。 園芸品種のシュンランはにおいがあるが、 山のものにはにおいがない。どうも別種ら…

風にたなびくナガ~~い

遅まきながら、カウンタ設置してみた。 それはさておき、日曜日は天気はよいが風が強く、黄砂で景色がかすんでいた。 コース脇の日だまりで真ちゅう色に光る点つぶを発見。 ケブカヒゲナガAdela praepilosaの♂だ。 体長は1cmそこそこだが、触角は3cm程もあ…

コケ食い虫

谷あいに倒れているクヌギに腰掛けて何気なくかたわらを見ると、2cm弱のシャクトリムシを発見。 シャクガの仲間かと思ったが、どうも腹脚が2対あるようだ(写真の黄矢印、ちなみに赤矢印は尾脚)。 シャクガの幼虫は、いわゆるシャクトリムシで腹脚は1対だ…

赤ちゃんいました。

週に一度の休みなのに雨でないかい? でも、行ってきました。いつもの散歩コース。 東京はサクラが満開だそうだが、神戸はまだ1分咲き程度。何でだろ~う?♪ 雨の中、無人のハイキングコースをうろうろしていると、ほころんできたコナラの新芽に糸クズが・・・…

カニムシの分類

お散歩コースの足下のコケをめくってみると、3mm程の小さな生き物。ハサミ(触肢)を振りかざしているが、いかんせんチッコイので怖くも何ともない。しっぽのないサソリのような形をしている。 アカツノカニムシPararoncus japonicusだ。 カニムシの仲間は…

春の定番

日曜日にあとちょっとで開花しそうだったつぼみ(画像左)が、火曜日には咲いていた。 カンサイタンポポTaraxacum japonicum 街中のセイヨウタンポポやアカミタンポポと違って総包片(花の付け根のがく状のもの)が反っくり返っていないのが特徴。 オオイヌノフ…

針はあるけど刺さないよ。

日曜日のお散歩コース。 コナラの膨らみかけた芽の上に何か止まっている。 体長3mm弱のタマバチの一種だ。 一時期クリに大発生して話題になったクリタマバチに近い種類だろう。タマバチのメスは針を持っているが、植物に産卵するための針なので人は刺さない…

いもむしけむし活動再開

風は冷たいが、春の陽気になってきた。 日だまりに落ちた花びらをかじっている毛虫発見。 カノコガAmata fortuneiの幼虫だ。 カノコガは幼虫が落ち葉の間で冬越しし、6月頃に鹿の子模様のカワイイ蛾になります。幼虫は図鑑などでは、タンポポの葉などを食べ…

冬のおわり、春のはじまり(^o^)ノ

土曜日が休みになったので、ヤッパリいつものお散歩コースに行ってみた。 日陰のシダの上にくたびれたホソウスバフユシャクがいた。 フユシャクの中では最後に出現する種類である。 今日はしばらく前が嘘のように暖かい。 人のあまりこないルートにそれてホ…

メスの翅が退化した蛾

春の陽気となったお散歩コース。 フユシャクのメスでもいないかとクヌギの幹を見ながら歩いていると、全長1cmほどの小さな蛾が目にとまった。 メスコバネマルハキバガDiurnea cupreiferaだ。 以前紹介したウスグロフユハマキやハイイロフユハマキに少し似て…

ワタシはしなびた枯れ葉です。

お散歩コースの街灯にしなびた枯葉がくっついている・・・と思ったら蛾でした。 オカモトトゲエダシャクApochima juglansiaria 昨年10月に紹介したフサヤガに似てますが、コチラはシャクガ科の仲間でグループが違います(フサヤガはヤガ科)。フサヤガと違って、…

地面の下のアルマジロ

冬の間は生き物が少ないので、フカフカの腐葉土をひとつかみ持ち帰ってルーペで観察してみました。 まん丸の草の種のようなものが動いているように見える・・・ 針でつつくと種に戻る・・・・ しばらくそっとしておくとふたが開くようにして歩き出した。 これはイレ…

日本古来のダンゴムシ

ダンゴムシ・・・小さな子供にも安心して遊ばせておけるムシの代表格。 普段見かけるのは外来種のオカダンゴムシですが、お散歩コースの神社にある落ち葉の下には、 セグロコシビロダンゴムシVenezillo dorsalisと言う日本在来のダンゴムシが住んでいます。腰広…

フユハマキその2

今日のお散歩コースで、またフユハマキの仲間に出会いました。 名前はハイイロフユハマキKawabeia razowskii 昨年末に紹介したウスグロフユハマキとよく似ていますが、ウスグロフユハマキは初冬に発生するのに対して、ハイイロフユハマキは冬の終わりに発生…