旧「いもむしうんちは雨の音」置き場

ブロガリサービス終了にともない、「いもむしうんちは雨の音」をこちらに保存しました。

お地蔵さんの卵

お地蔵さんの、と言うよりお地蔵さんに産み付けられていた卵。

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3月28日に見つけた。
表面に特に彫刻も無いのでヤガ科ではない、くらいしか判らない。
黒真珠的な?

試しに10個ばかり剥がして持ち帰った。

5日後に孵化。

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生まれたては頭でっかち、体長2mm。

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腹脚1対、尾脚1対。
シャクガ科でした。
としかこの時点では判らない。

試しにクヌギの若葉を与えると問題なく食い付いた。
2日後、パツンパツンに太って体長は2倍になる。

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頭部は硬いので生まれたときの大きさのまま。

その翌日、脱皮して2齢幼虫になる。

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うん?顔にうっすらと「どくろ」マークが、

お尻を見ると、、

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お馴染みニコちゃんマークが。

ヒロバトガリエダシャク Planociampa antipala でした。

終齢幼虫は以前に紹介済み。
-->「オシリがにこにこ」
2齢で特徴出るのね。
さすが普通種?

おまけ
シャクガ科の腹脚は3対退化消失しているのが普通だけど、痕跡的な腹脚が残っていることがあります、の図。

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ではまた