旧「いもむしうんちは雨の音」置き場

ブロガリサービス終了にともない、「いもむしうんちは雨の音」をこちらに保存しました。

ミクロの展翅板・・・旅行バージョン

い、生き物のネタが・・・・・・無い。

しょうがないので、私の使っている小蛾用の展翅板を貼っておきます。

展翅板(てんしばん)とは、蝶や蛾の標本を作る際に翅を広げて整形するための道具です。
大きな蝶や蛾用の展翅板なら、「昆虫文献六本脚」などで市販しているのだが、小さな蛾には使えないことが多い。

大昔には、小蛾用の展翅板も「志賀昆虫普及社」などで売っていたようですが、需要が低すぎて(?)私が欲しいと思ったときには無くなっていたので、見よう見まねで自作しました。

写真のものは、はるか昔の学生時分に作ったものです。


全体はこんな。

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全体はインロー箱風で、矢印の板は上に引くと、はずれるようになっています。

板をはずすと、、、

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個々の展翅板が取り出せるようにしてます。


で、外箱の奥と、、、

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手前の板の下部には、

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溝を切ってあります。
この溝と、展翅板のはみ出た底板がはまり込むようになっており、運搬中もガタつかない構造にしてあります。


で、展翅板の断面図。

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中央のウレタンをはさんだ溝の幅は、1.5mm、2mm、3mm、4mm、といろんな種類を作っておき、蛾の大きさによって、使い分けます。

使い込んで針穴だらけになれば、平らな所においたサンドペーパーでグラフ用紙を削り、また上から新しいグラフ用紙をのり付けします。これで半永久的に使えます。
のりはグラフ用紙に塗ってから貼ると、乾いた時にシワがはいらなくって吉です。

外箱のフタに防虫剤を貼っておけば、仮保存が利きます。

ではまた。