旧「いもむしうんちは雨の音」置き場

ブロガリサービス終了にともない、「いもむしうんちは雨の音」をこちらに保存しました。

ハエ2種

今週は見たハエを貼るだけ。

10月25日、湿った谷筋をスイーピングしたら、大量の黒いツヤホソバエに混じって
1個体だけいた黄色いツヤホソバエ。

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インドツヤホソバエ Sepsis indica
ツヤホソバエ科は♂の前脚腿節に特徴的な突起やトゲが生えており
種によって違いがある。

論文検索サイトのCiNiiでツヤホソバエ科を検索、フリーで読める
Studies on the Sepsidae from Japan (Diptera) :I「昆蟲48(3)」」を参考にした。

前脚腿節の拡大。

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へんちくりん

背面の模様はこんな感じ。

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もう1種。

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たぶんアシジロマダラフンコバエ Poecilosomella aciculata だと思う。
たぶんだよ(強調)。
未記載種や新種がたくさんいそうなグループなので合っているのか判らない。
フンコバエ科の1番の特徴は後脚付節の第1節が太短いこと(矢印部)。

背面

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刺毛の付け根とかが鉛色に光って独特の模様がある。

フンコバエ科は以前はハヤトビバエ科と呼ばれていた。
学名は昔も今もSphaeroceridae

こちらもCiNiiで見つけた、
人類親和性および衛生上重要な日本産ハヤトビバエ科の研究:I「衛生動物37(2)」
人類親和性および衛生上重要な日本産ハヤトビバエ科の研究:II「衛生動物37(3)」」というので調べてみた。

ではまた