フライング?・・・ハガタクチバ
ATSさんが言っておられたが、今年はヒロバフユエダシャクの発生量が多いそうだ。
近所の八幡さんの灯りにも毎年飛んできているが、
一度に見るのは例年1・2個体だが、この日曜日には5個体いた。
この時は偶然かな?とか思ったが、今年の傾向なのかもしれない。
さて、話し変わってその前の週、お散歩コースに蛾が落ちていた。
寒い時期に出てくるフユシャクやキリガの仲間ではない。
もう死んでいたので、お持ち帰りして調べると、
ハガタクチバ Daddala lucilla であった。
翅の外縁がギザギザだがこれがデフォルト。
だから「歯形」朽ち羽、、、、なのかな?
図鑑には3月から10月に見られるとある。
おそらく蛹で越冬するのであろう。
フライング気味に羽化したものの、寒さで死んでしまったのだろう。
ハガタクチバの裏面。
黒い縞が2本。
よく似たシラフクチバは1本だけなので、区別は簡単である。
触角は両櫛歯状なので♂。♀は糸状だって。
♂だったので交尾器を抜いてみた。
ハガタクチバ♂交尾器側面
なんか細長い印象。
saccus(サックス)・・・・ビンクルム腹中線部の前方への陥入突起。本種のように非常に長くなる場合がある。
ハガタクチバ♂交尾器腹面
ファルスも細長い。
ハガタクチバ♂ファルス拡大
何かに似てるなぁと思って向きを変えてみる。
フラミンゴ?
ハゲコウ?
ではまた