葉っぱの隠れ家・・・・キアシドクガ
この土日は、ゴールデンウイーク直前とは思えない寒さでした。
日曜日の神戸は、雨こそ降らなかったものの風が強く、ヒトもムシも全然いなかった。
しかし、29日祭日の今日は、絶好のハイキング日和。
お散歩コースも、いつもに増してハイカーが多かった。
で、この間コメントで びけさんが、
「キアシドクガの幼虫がいつの間にか大きくなっています。どうも中令のうちは、葉を巻くのですかねえ。」
と書き込んでおられたので、近所のミズキを見に行ってみた。
ここいらでは例年、5月のはじめ頃にキアシドクガの終齢幼虫を見かけるので、もう幼虫はミズキのどこかにいるはずである。
ジィィィ~~
(ミズキを観察中)
いない。
でも、葉っぱが縦折りにつづられているものがある。
ひとつを手に取り、開いてみると、
いました。
キアシドクガ Ivela auripes 中齢幼虫
小さいうちは、こんな所に隠れていたのね。
写真の赤矢印はドクガ科の特徴の背腺。
(背腺:肉質の突起が出入りするところ)
これがあればドクガ科の幼虫である。
なければヒトリガ科など他の科の毛虫である。
2009.5.20追記
この記事のヒントを戴いた、びけさん(フランカーさん)もキアシドクガを観察されてます。
記事はこちら。→「キアシドクガの手巻き寿司」