旧「いもむしうんちは雨の音」置き場

ブロガリサービス終了にともない、「いもむしうんちは雨の音」をこちらに保存しました。

ほんのりピンク・・・・・ウスグロクチバ幼虫

この間カゴノキで見つけて、飼育しているウスグロクチバの幼虫。
昨日から色がこんなになりました。
ピンクのいもむし。

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こうやって色が変わるのは、蛹になる前兆だ。

このあと、葉っぱを2,3枚綴りあわせて、その中で蛹になります。
2週間前後で、成虫が羽化してきます。

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頭部の後縁ちょっと前に、ぐるりと黒い隈取りをあしらっている。
先週紹介のヒロオビエダシャクと言い、カゴノキを食べる幼虫は、顔に隈取りするのがはやってるのかしらん?






ウスグロクチバAvitta puncta 終齢幼虫

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ピンクになる前の幼虫は、粉白色を帯びた黄緑色。
こちらの色もなかなか美しい。(・・・とおじさんは思う・・・・)
ちょうどカゴノキの若葉の裏面と同じ色である。

腹脚は前方ほど小さく退化している。
シタバガ亜科の幼虫によくあるパターンだ。

顔の隈取りは、若齢時にはないが、中齢の頃にはもう見られます。

この幼虫、近所ではカゴノキのほか、クスノキ、ヤブニッケイで幼虫が見つかります。

成虫は名前通りの薄黒い朽ち葉色の蛾である。
昨年飼育して羽化したもの。

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子供の頃はかわいいのに大人になったらムニャムニャ・・・・
人間界にもよくある事例である。