旧「いもむしうんちは雨の音」置き場

ブロガリサービス終了にともない、「いもむしうんちは雨の音」をこちらに保存しました。

2014-01-01から1年間の記事一覧

ねらねら系いもむし・・・ハイイロタマゾウムシ

しばらく前、マルバアオダモの葉っぱににいたいもむし(4/20)。 ねらねらとした粘液に包まれており、触る気がおきない。 数年前にも同じ幼虫を見かけたとき、 粘液に包まれた幼虫にナメクジハバチと言うのがいることを聞いていたので、 「ナメクジハバチ?」…

未記載種らしい、、、ケブカトゲオイシアブ

日曜日、お散歩コースのちょっとしたピークにいたアブ。 成長不良のオオイシアブ?とか一瞬思ったが、 明らかに別種なので確保。 また別のピークで今度はヒメバチを捕食中のものを見かけた。 これも確保。 最初のは♀だった。 腹部腹面 イシアブ亜科Laphriina…

チャオビトビモンエダシャクの幼虫

この日曜日に見かけたシャクトリムシ。 チャオビトビモンエダシャク Biston strataria の幼虫 何で判るかというと、、、 3月に見かけたチャオビトビモンエダシャクの♀を 持ち帰ったら卵を産んだので飼育したのである。 ♀の記事はこちら-->「もうひとつのびす…

蚊のようなハナアブ

先日ツイッターに貼った分。 ミヤコワスレに来ていた蚊のような小さなハナアブ コハナダカチビハナアブ Sphegina nitidifrons ・・・で合っていると思う。 数匹いた中の1匹を拉致。 側面 背面 腹端部腹面。♂だった。 ハナアブの♂交尾器は横向きに巻き込んで収…

ゆるキャラ的な何か

ゴールデンウィーク最終日に見かけたゆるキャラ、じゃなくて幼虫。 目の様に見えるところは前胸気門。 頭部は小さく前胸に埋まっているので見えない。 こう言う体型はマダラガ科やイラガ科に多い。 全体像背面 ルリイロスカシクロバ Hedina consimilis 終齢…

巣を作らないアリジゴク

ひっさしぶりの晴れた日曜日。 晴れてみると、そこいら中にヤドリバエが飛んでいる。 例年にない多さ。 マイマイガの幼虫を見るとことごとくヤドリバエの卵を産み付けられている。 さて、稜線のちょっとしたピークで一服していると、脇でビーッとハエの羽音…

ムネアカキアシハバチ

今週の日曜日はまたしても今一な天気で時折ぱらつくような状態。 気温も先週より低いくらいで飛んでいるハバチは0。 ニッポンヒゲナガハナバチ(肘室は3個あった)も 葉っぱの上で休んでいてカメラを向けても動かず。 帰り道、カエデの葉裏で休んでいるハバ…

もふもふハバチとツルツルいもむし

日曜日の神戸は雨の予報だったがなんとか降らずに済んだ。 が、1日中どんよりとした曇りだった。 ので、春だと言うのに虫の出はいまいち。 お散歩の途中、風のない谷筋の草地で一休み。 風の当たらない所は結構ハエやらなんやら飛んでいる。 ボケッと眺めて…

跳ね繭の羽化

この日曜日はお散歩に出たものの、非常に寒く、 おまけに雹まで降った。 4月なのに!? 神戸なのに!? 一瞬のうちに溶けていきましたが、、、 また、時々覗く晴れ間にキモンハバチの1種Pachyprotasis sp.が 日向ぼっこに出てきたりしてましたが、 風も強…

ミジンキヒメシャクの幼虫

昨年の暮れ、お散歩コースの落ち葉と腐葉土を ひとつかみ持ち帰って、タッパーに入れておいた。 それを時々ルーペで覗いていたのだが。。。 ある日、小さなシャクトリムシがいるのに気が付いた。 室内で暖かいせいか、モヤシのような雑草が芽生えてくると、 …

おかもとさんの奥さんと卵

ぼつぼつと春の花が咲き始めて、暖かくなってきた神戸です。 先々週の蛾から。 オカモトトゲエダシャク Apochima juglansiaria ♀ ♀なので、触角は糸状。 特徴的な静止姿勢から遠くからでもそれと判る種類。 どの角度で撮るか、いつも悩んでしまう。 似たのに…

もうひとつのびすとんくん(ちゃん)

春の陽気がやって来たお散歩コース。 ウラジロノキの幹にとまる、びすとんくん。 トビモンオオエダシャク Biston robustus 名前が長いので、ごく一部の人は属名から「びすとん」と呼ぶ。 前から見ると、 ギンギツネのような白い襟巻き。 お洒落な♂である。 …

珍しげな名前

土曜日のお散歩でくっついてきたダニ。 アカコッコマダニ Ixodes turdus ♀成体 スケールは1mmなので、体長は3mmほど。 ダニとしては大型である。 ツイッターでは最初、ケータイ写真でヤマトマダニとして呟いたが、 持ち帰ったのを拡大してみると、以前見た…

ホソウスバフユシャクの♂交尾器

平日に好天が続いたせいか、土日は寒くなったけど早春の蛾がパタパタと出ていた。 それらと共にフユシャクの最終ランナー?のホソウスバフユシャクも出ていた。 なんとなくお持ち帰り。 ホソウスバフユシャクInurois tenuis ケータイ画像 他のウスバフユシャ…

グミっぽい幼虫、、、グミだけに

お散歩コースに生えてるナワシログミ。 秋に花が咲いて、翌年の春に実る。 暮れにその膨らみかけた実を見ると、 2・3個まとめて綴られていることがある。 花がらを綴って住み家にして廻りを食べている。 何かの小蛾類の食害を受けているらしい。 でも中のひ…

腐葉土のカメムシ

去年の暮れ、落葉層をふるった腐葉土をタッパに入れて保管してた。 時々覗いたら、カメムシの幼虫が歩いていたのだけれど、 写真をそのうち撮ろうと思っている間に先日羽化していた。 これ。 ツヤツヤした地味なカメムシ。体長は5.5mm。 日本原色 カメムシ図…

葉っぱ1枚、いろんな痕跡。

冬なので生きた虫になかなか会わない。 でもまあ、いろいろ探してみる。 谷筋に生えた背丈ほどのヤブニッケイ。 葉っぱがなんだか変。 ニッケイトガリキジラミの虫コブだ。 普通は裏側の窪みにキジラミの幼虫がはまりこんでいるはず。 裏返してみると、、、 …

ミスジミバエの顔

日曜日に枯れ葉を叩いたら、 ミスジミバエが落ちてきたので、 手近な機材で深度合成画像を撮ってみた。 実体顕微鏡の接眼部に、連写モードにしたオリンパスTG-1を押しつけ、 シャッター半押しでピント固定してから、 顕微鏡のレボルバーを回してピントを手前(ま…

ちっちゃな美麗種・・・キンモンハマキホソガ

取り立てて成果のないお散歩が続く今日この頃。。。 今週は、しばらく前に採ったミクロを貼っておしまい。 あ、虫屋がミクロと言うときは小蛾類のことを指してます。 木の幹の入り組んだところに隠れていた、見落としそうなミクロ。 2014.01.13 ミノムシの子…

タマキスイ続報

昨年暮れのタマキスイの記事について、ひょんなことから、 と言うか大変有り難いことに件の論文のpdfを戴いた。 と言うことで、、、 前回中途半端にしていた交尾器をプレパラートにして観察してみた。 タマキスイの交尾器は、Median lobe;中央片(Penis陰茎…

キアシナガバチ古巣のおまけ。

昨年の暮れにアシナガヤドリヒメバチの一種を紹介したが、 小蛾に食害されたボロボロの古巣は一応プラケースに取っておいた。 そこから小さなハチが出てきた。 ノミコバチ科の一種 Elasmus sp.の♂だと思う。 おちゃたてむしさんのブログに超きれいな写真があ…

シロオビフユシャクの翅脈

週一更新とはいえ、虫限定ご近所ブログも何年もやってるとネタ不足が甚だしい。 以前紹介した虫にも再登場願おう。 新年初散歩で見掛けた蛾。 シロオビフユシャク Alsophila japonensis ピントずれちゃった。。。 近縁にクロバネフユシャクA.foedataがいるが…

本年もよろすく

本年もよろしくお願い申し上げます。 お散歩コースのウマと言えば、、、、 どん ハヤシウマ Diestrammena itodo カマドウマとかのバッタの仲間。 まあ、馬面ですがバッタって大概が馬面な感じ? 拙ブログでウマの出てくる記事。 長い産卵管・・・・「ウマ」ノオ…