啓蟄のハバチ
今年の啓蟄はたまたま休みで、なおかつ晴天の神戸であった。
といっても放置二次林の我がお散歩コースではスゴい虫が出てくる訳ではない。
先週の晴れた日曜日にはもうハバチの♂が1個体だけ飛んでいた。
で6日後の啓蟄にはもう♀がいた。
ムラサキケマンの葉っぱに止まって、
おしりをムニムニ動かしている。
どうやら産卵中のようだ。
しばらくして飛んだところをネットイン。
その葉っぱを裏返すと、、、
卵が産み付けられていた。
なんだかぼんやりとしか卵が写っていないが写真の腕のせいだけではない。
この卵は表皮の内側に産み付けられている。
ハバチの仲間の産卵管は鋸歯付きのものが多く
本種では葉の表から切り込みを入れて
裏側の表皮の内側に産卵するという
とても器用なことをしている。
この種類については以前検討して記事にしている。
-->「わからないハバチ。」
今回、産卵現場も押さえたので、
もう素人考えでもケマンハバチにしていいような気がする~。
情報がなかなか見つからないのは他のハバチが活動していない春早い時期にいち早く出現するせいかな?と思ってみたり。。。
おまけ
おそらくケマンハバチ Cladardis hartigi の幼虫。
2014年4月20日撮影
4月の終わりには土中に潜り、来年の3月まで目に触れることはない。
食草のムラサキケマンが春の一時期だけ育つ植物なので、
それに合わせて春早い今のシーズンだけ大忙しの生活を送っているようだ。
ではまた