ハバチの1種。(属まではなんとかなった~)
11月22日、お散歩コースでもようやくフユシャク1号のクロスジフユエダシャク確認。
例年より早め? ちなみに他の年の初見日は
2014年は11/24。
2013年は12/1。
2012年は12/1。
2011年は12/4。
日曜散歩の結果だから、誤差範囲か。
例年通りと言った感じのようだ。
話変わって11月1日、この時期にしては珍しくハバチを見掛けた。
晩秋にハバチを見るのは珍しいと思い採集した。
こんなの
体長は約10mm。乾いたらも少し縮むかも。
Ametastegia 属の1種。
側面
腹面
翅脈はこんな。
本種はハバチ科のハグロハバチ亜科になる。
以前同じ亜科のタデハバチの記事を書いたときの解説→
「タデハバチの♂」
で亜科までの検索は省略して、、、、
そこから Ametastegia 属の特徴を列記。
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触角は9節
大顎は左右同形か同形に近い。
後翅中室に閉じた室はない。
(あるのはEriocampa,Eriocampopsis,Megabeleses,Beleses,Nesotaxonus,Empria,Empronus属)
頭盾下縁は中央が湾入する・・・・・・Ametastegia属
(湾入しないのはHemibeleses属)
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Ametastegia 属の顔面。
頭盾下縁中央は湾入するの図。
上唇は白色。
「環境アセスメント動物調査手法16」のハバチ・キバチの絵解き検索は判りやすいイラストがあってとても使い良い。
今は完売して手に入らないので、発行元の日本環境動物昆虫学会で検索シリーズ分をまとめた冊子「絵解きで調べる昆虫!~環境アセスメント動物調査手法講演会 絵解き検索シリーズ 総集編~」があるので、欲しい方はそちらから購入できるかも。
え~さて、属までは判ったものの例によって?
手持ちの文献では種までは判らなかった。
ぐぬぬ。
おまけ
Ametastegia 属の1種の産卵管。
ではまた