コエビガラスズメの幼虫
いもむし分補給。
見つけた日にツイッターに貼りましたが、、、
私的初見のいもむしなのでブログにも。
日曜日、地面をもくもく歩いていたいもむし。
コエビガラスズメ Sphinx constricta 終齢幼虫
グラデーションのかかった紫と白の7本の斜条。
やや下向きの黒の尾角。
気門は黄色。
イボイボのないツルッとした緑色の胴体。
と、なかなかの美人さんである。
ちょっとつまみ上げて顔を激写。
顔をぐるりと黒い帯。
胸脚は白黒のツートン。
イヤンイヤンと体をよじるのでブレ写真である。
腹脚も縞々。
こちらはピンぼけ。
古くは山地性の珍しい種類とされていたが、
日本産蛾類生態図鑑(講談社、1987)によると、
1960年代後半から東京近郊で本種の発生が目立ち始め、
生け垣などのイヌツゲ(モチノキ科)につくようになった。
幼虫は7月と9、10月の2回発生し、蛹で越冬。
食樹は他に、シモツケ属(バラ科)、アオハダ(モチノキ科)、タニウツギ属(スイカズラ科)、ハナイカダ(ミズキ科)、ドウダンツツジ(ツツジ科)、ヤマグルマ(ヤマグルマ科)が報告されている。
とあり、食草の範囲は広いようだ。
古い文献にはイボタ、ハシドイ、トネリコを食すとあるそうだ。
学研の日本産蛾類標準図鑑には食草は上記以外にユキヤナギやシジミバナ(バラ科)も加えられており、近年では平地の記録が多いようだ。
ではまた。