スミスハキリバチの♂
お天気の日曜日(8/9)、ミカン類の花が咲いていた。
クマバチやらニホンミツバチやら何やら、
ハナバチ類がたくさん来ていた。
その中の1種。
ぱっと見ハキリバチ、花粉を貯めてないので♂みたい。
採集してみた。
スミスハキリバチ Megachile humilis の♂と同定した。
ハキリバチ科の特徴
下唇鬚は第1・2節が長い鞘状で3・4節は短い。
上唇は縦に長い。
♀の花粉採集毛は腹部腹板にあり、スコパと呼ぶ。
ハキリバチ属♂の特徴
前翅の縁紋は幅よりもはるかに長い。
爪の間には、爪間盤を欠く。
腹部末端は尖らない。
などなど
♂の大顎は4歯。
上唇は斜めに写っているが、それでも縦に長いのが判る。
♂の前脚腿節には上面下面共に橙赤色の部分がある。
上面
下面
サカガミハキリバチに非常に似ているが、
サカガミの前脚腿節では下面のみが橙赤色で上面が黒色。
だそう。
腹端横稜には中央に湾入があるが変異があるようだ。
2個体採集したがもう一つはこんな感じ。
湾入が弱い。
触角は♂なので全13節。(♀は12節)
おまけ
スミスハキリバチ Megachile humilis ♂交尾器背面
スミスハキリバチ Megachile humilis ♂交尾器側面
ではまた