捕食者の捕食者・・・スギハラベッコウ(スギハラクモバチ)
2週前の日曜日(7/26)に見かけたハチ。
なかなか大型でカッコイイ。
スギハラベッコウ(スギハラクモバチ) Leptodialepis sugiharai
セグロアシナガバチより一回り大きいくらい。
顔面の黄色が目立つ種類である。
このときはガサゴソと草間を探索しながら何処かに消えてしまった。
次の日曜日(8/2)、ほぼ同じ場所で見かけたので拉致してきた。
スギハラベッコウ(スギハラクモバチ) Leptodialepis sugiharai
同一個体だと思われるが、1週間働き詰めだったのだろう、
翅がボロくなっている。
脛節の距も先が折れていた。
ベッコウバチといいながら鼈甲色(べっこういろ)をしているのは翅くらい?
実はベッコウバチの多くの種は黒色で鼈甲色をしているのは
大型の一部の種類だけ。
なので最近ではベッコウバチ科はクモバチ科に改称されている。
新しい図鑑では本種もスギハラクモバチと書かれている。
本科の種はすべてクモを狩って麻酔し幼虫の餌とする。
幼虫1匹につきクモを1個体与える。
なのでほとんど自分より大きなクモを狩る。
全種がクモを狩るからクモバチ科、
判りやすいけれどもなんだか味気ない。
さて、スギハラベッコウは大型な分、大型のクモを狩る。
図鑑にはアシダカグモなどを狩るとある。
食物連鎖の頂点に近いような捕食者のクモを狩るため
本種は割と個体数は多くないようだ。
ではまた