ヒロクチバエ科の1種あらため、キマダラヒロクチバエの1種
2019年6月26日追記
新しい方のブログでコレの近縁種の記事を書いたら↓
市毛先生からのコメントでこちらにも和名を付けたと
情報を戴いた。
「キマダラヒロクチバエ Neohemigaster sp. 1, Kusama et Tamaki, 2004 (near N. rectivena)」とのこと
参考文献)市毛勝義, 2016. 日本産ヒロクチバエ科への追加種について. はなあぶ (42):5-7.
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地域限定で生き物ブログをやってると、
だんだん名前の判る種類が減ってくる。
と言うことで、今週も名無しの虫。
日曜日、涸れかけたコナラの樹液にいたハエ。
一見してハナアブのようなハエ。
丸っこくて翅に模様がある。
撮ったら採れないの法則が発動する前に早々に確保した。
暗い林内では判らなかったが複眼が非常に美しい種類である。
ハエにはこんな種類が多いが標本にするとことごとく退色してしまう。
色があせる前に撮った頭部。
キマダラヒロクチバエの1種 Neohemigaster sp.
キマダラヒロクチバエの1種 Neohemigaster sp. 背面。
キマダラヒロクチバエの1種 Neohemigaster sp. 翅脈。
キマダラヒロクチバエの1種 Neohemigaster sp. 腹部を腹面より。
♀のようだ。
手持ちの図鑑類には全く出てこないが、ネット上にはチラホラと見掛ける。
「一寸のハエにも五分の大和魂」という双翅目の掲示板に、2012年の5月に採集された同種と思われるヒロクチバエのスレッドが、たっている。
そこでは「PterogeniaかEuprosopiaの1種だと思います」というレスがあった。が結論は出ていなかった。
また、今年に入ってチラホラとツイッターのタイムラインでも見かけるし増えているのかも?
はたして未記録種か未記載種かはてさてどっち?
ではまた