旧「いもむしうんちは雨の音」置き場

ブロガリサービス終了にともない、「いもむしうんちは雨の音」をこちらに保存しました。

赤いキシタバ

6月に入って飼育中の蛾が羽化した。

f:id:insectmoth:20170103001432j:plain


まっ黒けのけ

腹面は白っぽい。

f:id:insectmoth:20170103001446j:plain

後翅の紅色が覗く。
オニベニシタバ Catocala dula


表側を明るく撮り直してみた。

f:id:insectmoth:20170103001503j:plain




幼虫は4月の最終週の休みにウバメガシの枝で見つけた。

f:id:insectmoth:20170103001728j:plain


首のあたりがプックリ膨らんでいる。
ここには次齢の頭部が収まっている。
これは脱皮前の亜終齢のオニベニシタバの幼虫。

腹側の側面には白い突起が並んでいる。
突起は以前飼育したフシキキシタバみたいに枝分かれしておらず、単純である。

餌は庭のウバメガシの葉が硬くなっていたので、クヌギの葉のやらかいところをあたえた。
パクパク食べてプクプク太った、

f:id:insectmoth:20170103001752j:plain


オニベニシタバ Catocala dula 終齢幼虫。

f:id:insectmoth:20170103001811j:plain

腹面の斑点は焦げ茶色。

おまけ

f:id:insectmoth:20170103001828j:plain


オニベニシタバ Catocala dula 終齢幼虫のデスマスク
(死んではないけどね。繭の中にあった蛹化後の終齢幼虫の顔)

蛹の殻

f:id:insectmoth:20170103001844j:plain


キシタバの仲間の蛹は白い粉を吹いていることが多いけど、
オニベニシタバはその傾向はあまりないようだ。

ではまた