お尻の黒い女の子。シリグロハマキ
5月中旬のお散歩コース。
やたらといた蛾。
シリグロハマキ Archips nigricaudana のオス。
メスはこちら。
シリグロハマキ Archips nigricaudana のメス。
メスはまだ少なかったので発生の初期のよう。
模様は全然違うけども同じ種類。
性的二型とか言うやつ。
翅を拡げた状態
シリグロハマキ Archips nigricaudana のメス。
名前の由来はメスの腹端部が黒い鱗粉で覆われること。
シリグロハマキのメス腹部先端。
中央のプニプニしたのは papilla analis(パピラ・アナリス)、または ovipositor lobe ともいう。産卵器(ovipositor)の一部で産卵口が開口する部分。
ハマキガ類は基物の表面に産卵するので柔らかい葉片状だが、
植物組織内に産む種類では突き刺し型に変形しているものもいる。
シリグロハマキ Archips nigricaudana のオス、翅を拡げた状態。
オスの腹端は特に黒くない。
ハマキガ科のオスには「前縁褶(ぜんえんしゅう;costal fold)」と呼ばれる部分が前翅にある。(画像の黄色楕円内)
(※新しい図鑑では「前縁ひだ」と表記されていた。)
前翅前縁基部よりにある翅の折り返し部分のこと。
このひだの内面には特殊な鱗粉や毛を持つ種が多いが欠くものもいる。
何らかの性フェロモンを発して交尾時に役立てているのではないかと推察されているが詳細はまだ不明だそうだ。
まあ、それしか考えられないよね。
ではまた