お地蔵さんにいた白い虫。
日曜日のお散歩中に見かけた白っぽい虫。
お地蔵さんに止まっていた。
ハナアブ的な何かが羽化したてで休んでいたようだ。
ぱっと見コシボソハナアブか何かかと思ったが、違和感がある。
腹端には前方に曲がった尖った産卵管。
こんなハナアブのメスはいない。
とりあえずケースに取り込んで生かして持ち帰った。
色がついて体が固まったところで写真を撮り直し。
背面
腹面
ハナアブっぽいけど。こんな翅脈はハナアブ科にはない。
・・・・尖った産卵管・・・・
ここでアタマアブ科が頭に浮かぶ。
アタマアブ科にこんな模様付きの種類がいたっけ?
と思いながら半信半疑で双翅目の掲示板、
「一寸のハエにも五分の大和魂・改」の過去ログを検索。
すると既に似たような種類の質問と解答があり、
検索表付きの論文のURLまで示してあった。
ありがたや~と早速論文をパソコンに保存しようとしたらなぜか既に保存済み。
???
以前スレッドを読んだときに保存していたらしい。
年を取るとはこういうことか!
それはさておき論文を眺めてみましたが、
記載はオスについてだけで書かれており、
今回採ったメスでは調べを進めることが出来なかった。
・・・残念。
とりあえず、
アタマアブ科のNephrocerus属と言うのは確かなようだ。
でもこんな端っこの虫、属が判っただけでも良いか。
しかし、この種類はアタマアブ科にしてはかなり大型。
アタマアブ科の幼虫はウンカ・ヨコバイなどの同翅目に寄生するそうだが、この大きさを担保できる寄主とは何だろう?
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2015.4.22追記
ezo-aphid様より情報戴きました。
Nephrocerus属はアタマアブ科の中では特異的にガガンボ科の成虫に寄生するそうです。
詳しくはコメント欄をどうぞ。
変わった奴だなぁ
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コミミズクとか?
アワフキムシでもいけそう。
大型のハネナガウンカも許容範囲に入りそう。
ミミズク(昆虫の方)だったらオモシロイのに。。。
ではまた