ナカオビキリガの幼虫
日曜日に蛹ケースを覗くと、一匹の蛾が羽化して事切れていた。
先週見たはずなのに、、、、
ナカオビキリガ Dryobotodes intermissa
この春にアラカシの幹にいた幼虫から羽化した。
画像はピンぼけ写真1枚しか残していない。↓
ナカオビキリガ Dryobotodes intermissa 終齢幼虫。2014.4.27
持ち帰ったあと、アラカシの葉を与えたが、
何も食べずに砂に潜って蛹化したので、
食樹がアラカシかどうか判らず終い。
体色が薄いのでひょっとしたらアラカシの花を食べるのかも知れない。
以前、同属のホソバオビキリガの幼虫を紹介したが、
その幼虫はもっと黒っぽいものだった。
記事はこちら↓
「春のいもむしの正体・・・ホソバオビキリガ、、、かな?」
そちらの記事に同属3種に関する図鑑の解説を転載している。
今回の蛾の開張は、
ちょうど30mm。ナカオビキリガの範囲である。
展翅画像の腹部がないのは、交尾器を観察するために取ったため。
で、
ナカオビキリガ Dryobotodes intermissa ♀交尾器
前述の記事のホソバオビキリガの交尾器も出してみた。
ホソバオビキリガ Dryobotodes angusta ♀交尾器
交尾口の形が違いますな。
以前の記事では「♀なので交尾器見ても判らない。」と書いていたが、
韓国から出たヤガ科交尾器の図説の本を手に入れたので、
見ると、同属3種とも♀の交尾器の図があった。
ちゃんと一致してました。。。ホッ。
ではまた。