ミジンキヒメシャクの幼虫
昨年の暮れ、お散歩コースの落ち葉と腐葉土を
ひとつかみ持ち帰って、タッパーに入れておいた。
それを時々ルーペで覗いていたのだが。。。
ある日、小さなシャクトリムシがいるのに気が付いた。
室内で暖かいせいか、モヤシのような雑草が芽生えてくると、
それを少しかじったりしていた。
体長は15mmあまり。
側面
背面
腹部の毛はよく見ると、平たくてしゃもじ状。
3月に入って採ってきたハコベを入れてやると、それも
チビチビかじり、なかなか大きくならないねぇ、
と思っていたら、そのうち見なくなった。
あれで終齢だったようだ。
蛹化したのかな?と楽観的予想。
で先週、ちみっとしたのが羽化していた。
ミジンキヒメシャク Idaea trisetata
と思う。
ちみっとして、なおかつ地味。前翅長7.5mm
裏側。
止まるのには前脚と中脚を使い、後脚(矢印)は畳んでいる。
近縁種が多数いる属なので交尾器を確認。
全体側面
ファルスをはずして腹面図。
バルバの構造が判りにくいので斜めから
ファルス側面
ファルス背面
。
。
。
図鑑に交尾器のプレパラート写真はあるのだが、
押し潰されていて立体構造が把握出来ない。。。
とりあえず一番似てるのが、一番普通種のミジンキヒメシャクなので
これで良しとしよう。
違ってたら誰か教えてね。
おまけ、展翅中の同一個体。
大蛾類だけど、ちっちゃいので微針標本。。。
開張14.5mm
ではまた