もうひとつのびすとんくん(ちゃん)
春の陽気がやって来たお散歩コース。
ウラジロノキの幹にとまる、びすとんくん。
トビモンオオエダシャク Biston robustus
名前が長いので、ごく一部の人は属名から「びすとん」と呼ぶ。
前から見ると、
ギンギツネのような白い襟巻き。
お洒落な♂である。
お次はこちら。
翅を屋根型にたたんでヤガ科のような静止姿勢。
見たことが無い。
その場で「キリガみたいのがいた。」と呟いたのだが、、、
帰って調べたらシャクガ科でした。
チャオビトビモンエダシャク Biston strataria の♀
帰ってから撮った触角の見える画像
チャオビトビモンエダシャク Biston strataria の♀
最初のトビモンオオエダシャクと同属である。
こちらもびすとんくんであったか。
いや、おんなの子だから、びすとんちゃんか。
同属のクセに止まり方違いすぎやろ!
ただ、図鑑の展翅標本は似たような形をしている。
似たもの同士で止まり方が違うというのは、一寸の虫さんも言っておられたが、オオミズアオとオナガミズアオの関係に似てるかな。
さて、本種は割りと個体数は少ないらしい。
少ないと言っても、チャオビトビモンエダシャクでネットを検索するとたくさんの画像がヒットする。
ただ、♀は灯りに飛んでくる習性がないため採集例が極端に少ないそうである。
珍しく良いものに出会えた。ふひひ。
ではまた