ホソウスバフユシャクの♂交尾器
平日に好天が続いたせいか、土日は寒くなったけど早春の蛾がパタパタと出ていた。
それらと共にフユシャクの最終ランナー?のホソウスバフユシャクも出ていた。
なんとなくお持ち帰り。
ホソウスバフユシャクInurois tenuis
ケータイ画像
他のウスバフユシャク属と比べ、一回り小さい。
交尾器を出して見た。
側面
ホソウスバフユシャクInurois tenuisの♂交尾器
上から
○で囲んだのがウンクス
他種と比べて先端の突起が長い。そうだ。
ファルスを外してバルバを広げた図
ウスバフユシャク属で本種に一番似ているのはウスモンフユシャク。
ウスモンフユシャクの交尾器は過去に紹介した。
記事はこちら-->「ウスモンフユシャクの♂交尾器」
違いはコルヌツスの長さ。
ウスモンフユシャクではファルスの最大幅とおなじ位なのに対し、
ホソウスバフユシャクのコルヌツスはファルスの幅の約1.7倍だそうだ。
ホソウスバフユシャクのファルス
コルヌツスが見え難いので、上からの図
その他の違いとして、ウスモンフユシャクのファルスは中央で太くなるが、ホソウスバでは一様な太さである事、だそうである。
微妙な差ですね。
ではまた